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【完結】くじ引きで竜帝国の皇太子妃に選ばれてしまった  作者: 夕凪 瓊紗.com
閑話集 その3

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神龍のほのぼのとした日常


「ポチ、おいで~、ポチ~、

あ、ポチったら、もふもふっ♡

ほら、ポチもおいでっ!」


「・・・あの、キーシャさま」

こっそり宴会に忍び込み、竜酒ロンジゥを飲んで、

上機嫌でもっふぃたちと戯れていると、

不意に、ディルお兄ちゃんの側近がやってくる。


この場所には、この側近だけは通しており、

キーシャたちの事情を知っている。


「なぁに?」


「その・・・どのこが、ポチなのですか?」


「えっと、このこと、このこ・・・このこも、あのこも・・・」


「・・・あの、全匹、ポチだったりしませんよね」


「そうだよ!!」

あっけらかんと答えるキーシャに、

やっぱり兄弟だな・・・と嘆息しつつ、アルダが口を開く。


「全匹ポチだと、呼び分けるのに困りますよ」


「そうなの?」


「ポチ、とひとたび呼べば、もっふぃたち大集合です」


「んもぉっふぃいいいぃぃぃっっ!!」

ひと際大きなもっふぃが答える。


「じゃぁ、君がポチ代表!」


「んもぉっふぃいいいぃぃぃっっ!!」

こうして、おっきなもっふぃがポチの座をもぎ取った。


「じゃぁ、他のポチはどうしたらいい?」


「毛並みの色で名付けるのが、割とオーソドックスでは?」


「んっと、じゃぁ・・・何?」


「黒い毛並みの子なら、“クロ”、グレーの子は、“グレイ”とか」


「それ、いいかも!わかりやすい!」


『もっふぃ♡♡♡♡♡♡』

もっふぃたちにも大好評である。


「赤毛の子はどうしよう?」


「ん~~~、赤毛・・・ですか。紅色の“べに”とかどうです?」


「いいかも!」

こうして、ポチ代表のおっきなもっふぃを除いて、

キーシャは色の名前でもっふぃたちを呼び分けるようになった。


暫くして・・・


新たにぽふっと誕生した、

シュガーブラウンのもっふぃが“もふちゃん”

銀色のもっふぃが“ふぃーくん”と名付けられた。


ディルお兄ちゃんに頼まれて、

ディルお兄ちゃんのつがいのお姉ちゃんに預けた子だ。


早速名前をもらえたらしい。

あと、迷子になった銀色のもっふぃも名前をもらって、

かわいらしくもふぃもふぃしている。


「お名前もらえてよかったね♡」


『もっふぃ♡♡♡♡♡♡』


こうして、今日もキーシャはもふぃもふぃしながら過ごし・・・

そう言えば・・・


クロは3匹、グレイは2匹、クリームは1匹だけど・・・

べには2匹・・・ディルお兄ちゃんの側近・アルダに、

呼び分けてみては?と、言われていたことを思い出す。


「・・・じゃぁ・・・クロ、クロもふと、クロふぃ」


『もっふぃ!』

キーシャは、お姉ちゃんたちがつけた名前を参考に、

またひとつ、呼び分けることを思いついたのであった。













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