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【完結】くじ引きで竜帝国の皇太子妃に選ばれてしまった  作者: 夕凪 瓊紗.com
閑話集 その3

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金髪エメグリ眼とピンク髪宿命の戦い その4


さて、シンシャ兄さまが大いにお心を休ませ、

復学したのも束の間・・・

大事件は・・・学園で開かれたパーティーで起こりました。

学園の創立記念を祝うパーティーでのことです。


シンシャ兄さまは準備を完璧に済まされ、

エイダ義姉さまをウキウキしながら迎えに行こうとした時、

いきなり・・・ピンク髪が襲撃してきたとです。


一応、パーティーと言うひとがたくさん集まるイベントとあって、警備も厳重です。

エイダ義姉さまに万が一のことがあっては困りますから。

別々に警備をつけ、警戒に当たっていたらこのざまです。

すかさず近衛騎士たちがシンシャ兄さまの周りを固めます。

リクヤさんも狙われているらしいので、リクヤさんは中央でシンシャ兄さまを守ります。


もう、警備の騎士さんたちが長身すぎて、

シンシャ兄さまが見えない状態にも関わらず、

ピンク髪はしつこくシンシャ兄さまの名前を呼び、

騎士さんたちのガードに守られ、

エイダ義姉さまに会えずに悲しみに暮れるシンシャ兄さまを、

リクヤさんが必死にお支えになられていたそうです。


無事、パーティー会場につき、祝辞を述べられ、

エイダ義姉さまと合流しようとしたシンシャ兄さまの元にピンク髪が現われました。

取り巻きのご令息たちを伴って・・・


そして、告げました・・・


『聞いてください!エイダさまが・・・私に働いた卑劣な行為を!』


それは、エイダ義姉さまが、シンシャ兄さまと仲のいい自分に、

暴言を吐いたり、蹴ったり、魔法で襲い掛かったり、

教科書を隠したり、階段から突き落とした・・・と言うものでした。


そして、ピンク髪が告げました。


『お願いです!そんな悪女なんて捨てて、私を選んで!シンシャさまっ!!』


「では・・・私からも、言わせていただこう」


「な・・・何でしょう・・・?」


「君の、王太子暗殺未遂罪について」

その時には、シンシャ兄さまは既に王太子でした。


「はい・・・?」


「あと、エイダへの中傷についても、徹底的に調査を」


『はい、王太子殿下』


ピンク髪が連れてきた取り巻きの令息たちが

ピンク髪を捕らえ、騎士たちと共に連れていかれたそうです。


取り巻きの令息たちは、

シンシャ兄さまへの暗殺未遂についての調査のため、

シンシャ兄さまの指名で彼女に近づき、

そして独自に調査を行っておりました。

そこで、彼女とエイダ義姉の間に、

事実として、そのような嫌がらせを行ったことなどないとわかりました。

彼らは今もシンシャ兄さまの敏腕として、

シンシャ兄さまのお傍で支えておられます。

もちろんリクヤさんもシンシャ兄さまの専属です。


また、エイダ義姉さまも、常にシンシャ兄さまが手配した護衛が

ついておりましたので、エイダ義姉さまのアリバイも実証できたそうです。


こうして、王太子暗殺未遂犯・ピンク髪を捕らえ、

シンシャ兄さまはようやく、エイダ義姉さまの元へ辿り着き、

おふたりは厚い抱擁をされました。


会場からは温かい拍手が沸き起こり、

そして、エイダ義姉さまの方がシンシャ兄さまよりも

1才年下ですので、エイダ義姉さまの卒業を待って、

おふたりは無事結婚し、

現在は悠々自適な夫婦生活を営んでいらっしゃるそうです。


めでたし、めでたしで何よりですね!


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