表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界トレード見聞録  作者: kanon
第一章 -見聞録その1-
22/26

22.(卵の行方)

「全く、最後まで人使いの荒い奴だな…」

ミリシャはそうぶつぶつ愚痴りっていた。


「はは、そう言うな。今回の最大の功労者はグリーンドラゴンの卵だ。

 無駄にするとバチが当たる…。」


セイヤとミリシャは街の外れの例の森の奥に、とある夜更けの時分に居た。


ロイドにはああ言ったが、まだグリーンドラゴンの卵は破壊隠滅していなかったのだ。

卵を割って、殻を川に流すことは決定事項だったがその前にグリーンドラゴンの卵の珍味を

味わいたく、それを料理の材料として今回の慰労会の馳走に使うつもりだった。


買戻しを遂行するまで、グリーンドラゴンの卵10個を元々あった樹木の茂みから

更に奥の木々の根元へそれぞれ分散して、一つずつ葉の茂みで蔽って隠していた。


2人は巨大なビニール製の袋を沢山持ってきて、その隠していた大きな卵を取り出すと、

手分けして割り、黄身だけを袋に流し込み、割った殻の半分に白身を流し込む。

それが終わると、近くに流れている川に卵の殻をそっと捨てていく。


「早くしろ。誰かに気付かれるかもしれん。しかし殻だけでもこんなに重いとはな。」

殻を二人で持って、よいしょと川へと移動する間セイヤはそう零した。


「ああ、分かっている。さすがあの苦戦したグリーンドラゴンの卵のことだけはある。」

そう戦闘を思い出しつつ感慨にふけりながら、ミリシャは応答した。


全て割り終えて、卵の殻を川に流し終わると、手分けして黄身のたっぷり詰まった

ビニールの大きな袋を抱えると、そのままセイヤの住む安アパートへと向かっていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ