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31話  澄んだ朝

「おはよう、悠。」

「おはよ。優妃。」

 優妃が嬉しそうにカバンをつつく。


「ちゃんとあいさつしたの、何気に初めてじゃない?一緒に学校行こ。」


 憂鬱は通り過ぎて春へと向かう富の港。

 見えている世界の解像度がグンと上がって、空には天使が舞っている。


 やっぱり俺は頭がおかしくなってしまったのか。


 学校に着くと、誰も居なくて、澄んだ空気と机の冷たさが気持ちよかった。


 優妃が近づいてきて、「キスしよう。」というと、教室にユアンが入ってきて、一瞬固まった。


 彼は「悪ィ。」


 と言って引き返した。


 それから引き返した先にはニキータ達もいたようで、「なんで戻ってきたの。」と言われ、詰め寄るようにたくさんの人が入ってきて、朝がやってきた。


 それからむくれた顔で何度もこちらを見る優妃の視線を耐えながら一限が終わり、国語の教科書をしまっていると、ユアンが久々に話しかけてきた。


「悠、なんか元気になったな。よかった。」と言った。

「そう?そういってくれて嬉しいよ。」と目を控えめに大きく開き笑った。


「悠。」

 優妃が割って近寄ってきた。

「何。」

 彼女の顔を見る間もなく袖をつかまれて、悠は廊下へと連れ出された。





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