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29話  うなぎデート

 二人で歩く、二度目の街の景色は何か違う気がしていた。


 昭和の残り香のする商店街を抜けて、国道が見えた。この開けたところを少し行くと鰻が食べられる。


「あ。」

 悠は優妃の手に触れてからすぐに手を握った。

「やるじゃん。」

「今度は天ぷら屋じゃないからね。」

「お米綺麗かな~?」


「優妃は米好きなんだな。」

「まあね。米より優れた炭水化物を、私は知らないよ。」


 スクランブル交差点がこんな田舎にもある。

 信号を待ちながら、向かい側に3人しかいない場所で、昼前に手をつなぎながら、車のナンバーで8のゾロ目を探したりして遊んでいた。


「あ、すぐそこじゃん。」

「鰻を高校生だけで行くなんて、よく考えたら変だよな…。大丈夫かな。」


「大丈夫だって。」

 優妃は悠の横腹を、くちばしみたいに四本の指を立ててつついた。

「ちょ、やめいそれ。」笑いながら店内に入る。


 そして、実際に大丈夫だった。それに、お米が綺麗だった。


「杞憂でした……。」

「そうだよ、何にも問題なかったでしょ。」


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