27/31
28話 海風の冬
脳の検査が無事に終わり、悠の家族と一緒に食事をすることになった。
その後心配することもなく、普通に生活できるそうだ。
悠の方から両親に鰻が食べたいといったとのことで、連れて言ってくれるみたいだ。
優妃は思い切りおしゃれをし、すぐそばの悠の家まで向かう。
家を出ると、すぐに悠が出てきて立っていた。悠も綺麗な黒のロンTを着ている。かっこいい。
「やっほ。元気?」
近づきながら優妃は声をかけた。
「うん。元気じゃよ。」悠が言う。
「あはは!ならよかった。」
口を開いて笑った。
「ところで両親は?」
「ああ、二人で行くことになったから。なんかそうしたら、って。」
「そうなんだ。」心臓が高鳴る。
「そのスカートいい色だね。」
「ありがと。行こ!」




