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16話  日曜の朝、

右足の親指の爪が剝がれる夢だった。


大ごとのようだが、ただ冷静に目が覚めた。


夢の中で悠は、勉強机にただ座っていて、右足を折り曲げて半あぐらをかいていたのだが、ふと椅子を引き足を見ると、グロテスクだった。


爪を探さないと、と思ったが そこで目が覚めてしまった。


部屋が暗いときのカーペットは変に青く見えるのだが色はそれで、照明もはっきりと輝いていて、爪の鮮血的な赤も、はっきり見えたから、起きてからそこは夢の不思議だと思った。


悠は日曜の朝は、よく妙な夢を見るのだった。


ふわふわしたい気持ちも、スマホで意味を調べたくなる気持ちも間違いな気がして、折衷案を考えるでもなしに、追われるような気持ちで、朝食を食べに部屋を出た。


悠は図書館に本を返しに行く予定なのだ。


もうこれからは学校で借りようと思ったりして、もう当分ご無沙汰になると思ったりした。

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