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現代知識で異世界無双したかったよ……  作者: リン
12章 転生しても、変わらない編
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絶対不変

「ただの耐久バカだと思ったら…まさか最後の最後に命がけで俺に力をくれるとはな。全部吸わせてもらったぜ」


黒竜は笑みを浮かべる。


「アスカさんが稼いでくれた時間を無駄にはしません。私達の全てをあの黒竜にぶつけるのです!」


桃色の髪が体から溢れる魔力によって揺れる。


「我の行く末は泡沫に消える」

「友の行く末は深淵へと還る」

「この世の万象を滅する剣」

「あの世の万物を喰らう闇」

「消えろ消えろ消えろ」

「喰らえ喰らえ喰らえ」

「天と地よ」

「我と友よ」

「散り」

「崩れ」


白銀の魔力によって輝く巨大な剣が黒竜の頭上に現れる。


これで終わり


「アポカリプス」


黒竜に魔力の剣が突き刺さる。それと同時に白銀の魔力は黄金へと変わり、黄金の魔力が真紅に染まる。真紅の魔力が弾け、視界を紅が埋め尽くす。


「ま、待て!やめろ!俺は…まだ、あの方に報いっ….」


黒竜など始めから居なかったかのように静かな平原。


変わりがあるとすれば、平原の真ん中に底が見えないほど深く空いた穴だけだ。


……

………

…………


「アスカさんは!?」


「あの黒竜との戦いで……戦死したっス……」


「そ、そんな……」


なんで!?あの神様が助けてくれるじゃないのか?


「あ……あぁ……」


大丈夫だ。アスカは生きてる。信じよう……


なんで泣いてんだよ……俺は…


アスカは生きてるよな?


「ジャンヌさん、彼は命を賭して俺たちを守ってくれた。泣いたらダメっス…守ってもらった俺たちが泣いたら、あの人も浮かばれない…」


「アスカ……アスカが死んだ……」


俺のせいだ。俺がここにアスカを連れてきたから……

俺が……


「いや、勝手に殺すなよ」


「「「「えっ?」」」」


俺とシェストだけでなく、マサヤさんとクレア様まで驚いてる。


「な、なんで…」


アスカが俺にしか聞こえないように話し始める。


「転生者は1回だけ生き返れるって話をここに来る前にしてただろうが!」


「で、でもすぐに出てこなかったから……」


「あのクソ野郎が俺の復活する場所間違えて、近くの森で目が覚めたんだよ…だから移動に手間取った」


「なんですか!そのオチは!心配して損した!」


「文字通り命がけだったのに、そりゃねぇだろ!」


本当に良かった……


「まぁ、命がけって言っても俺からすればあの攻撃は今までで1番気持ち良かったな!」


「転生して一度死んでも全然、性癖直らないんですね……」


「転生しても、変わらないぜ。俺は」

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