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#14 悪くない朝だ

少し?

整えました。


原典を残しつつですが、

『主婦から“平和な”転職できますか?』風になっています。

二人は、

ゆっくりと宿屋を出た。


昇降機に乗り込み、

リムサ・ロミンサ・ランディングへと向かう。


鉄の箱が、

ゆっくりと上下する音。

朝の静けさに混じり、響いた。


昇降機から降りる。

目の前に広がる港町。

朝日を浴びて輝いていた。


波間に、

反射する光。

金色にきらめき、

風に揺れる帆や人々の活気ある声が耳に届く。


アゼムは、

思わず目を輝かせ、胸を高鳴らせた。


「わぁ……!海が光ってる……!」


隣で、

腕を組むエメトセルクは、鼻で小さく笑った。


「ふっ…お前、子供みたいだな」


その瞳には、

少し呆れた色と、どこか柔らかい温度が混じっていた。


飛空艇に乗り換える。


二人を、

包む風が肌を撫でる。


空気に、

潮の香りが混ざる。


アゼムは、

心臓が高鳴るのを感じながら、しばし手すりにしがみついた。



---



ウルダハの街並みが視界に迫る。

緊張と興奮で胸がいっぱいになったアゼム。

深く息を吸い込み、荒い呼吸を整えようとする。


その横顔を、

そっと盗み見るエメトセルク。


心の奥で小さく、

“悪くない朝だ” と呟く。

口元をわずかにほころばせた。


ウルダハに到着した。


二人は、

手を繋いだまま飛空艇から降りる。


朝の光が、

街を照らす。


砂埃と商人の声。

香ばしい匂いが入り混じる。


アゼムは、

胸を躍らせ、自然と小さな声が漏れた。


「新たな冒険!ワクワクします!」


隣で、

エメトセルクは肩をすくる。


ため息を、

つきながらぽつりと漏らす。


「厭だ厭だ…俺はお前に振り回されるんだろうな」


その瞳には、

少し呆れつつも、

どこかほのかな興味が混じっていた。


二人は、

昇降機に乗る。

ルビーロード国際市場へと移動する。


市場の、

入り口には、

朝の光に照らされる活気ある人々の声。

香ばしい焼き物の香りが漂っていた。


アゼムは、

駆け出したい衝動を必死で抑える。


エメトセルクは、

またため息を一つ、吐き出す。


エメラルドアベニューを抜け、

二人はエーテライト・プラザに到着した。


「さぁ、着いたぞ。ほら、開放してこい」


エメトセルクの声には、

少し苛立ち混じりの優しさが含まれていた。


アゼムは、

嬉しそうに笑みを浮かべる。

手をぱっとかざしてエーテライトに触れる。


エメトセルクは、

肩の関節をほぐしながら、静かに呟いた。


「……やれやれ。次は装備だな。マーケットへ行くぞ」


アゼムの、

元気いっぱいの返事。


エメトセルクは、

小さく肩をすくめる。


――いや…またお前に振り回されるのか。

最後まで、読んで頂き、ありがとうございます。

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