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アミスタード アスール  作者: おがわかなた
第1章 アブリル
8/44

プリメラ

【あらすじ】

天貝雄哉は、未来から狙われている。

暗殺者4人が送り込まれてきた。

その未来は、雄哉を殺すという決定を下した後に、

それを撤回したが、送り込まれた暗殺者への撤回命令が

間に合わず、現在の世界での捜索活動が始まったのだが。



【登場人物】

・鉄道研究部

天貝雄哉 本編の主人公、未来の暗殺者に狙われているが自覚なし


刈谷朱音 鉄道研究部部長、3年


奥府正也 鉄道研究部副部長、3年、撮り鉄


黒崎真二 鉄道研究部2年、野球部と兼務


布良肇  鉄道研究部2年、乗り鉄


恩田健太郎 鉄道研究部1年、雄哉の誘いで鉄道研究部へ入部


浜河百合子 鉄道研究部1年、雄哉に一目惚れし入部


佐々木   鉄道研究部1年




・未来人

ウリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在は、雄哉を守る立場として居候中


ミカエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ガブリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ラファエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


天田由紀子 未来から来た謎の女性、臨時教員、鉄道研究部顧問


「天貝先輩って、実家に住んでいるんですか?」


「いや、1人暮らしだよ」


「今度、遊びに行っていいですか?」


「いいよ」


そんなやり取りをしていると、黒崎が浜河に言った。


「女の子が、一人暮らしの男の家に行くのはどうかと思うぞ」


「男は狼っていいますからね」


「ゆうは狼か?」


「雄哉先輩は、猫じゃないですか?」


「ワン」


「ゆう、それは犬。

 まぁ、ゆうは鉄研部の招き猫だからな


「どういうことだよ、黒崎?」


「だって、鉄道研究部の招き猫。

 女子生徒を招いてくれるじゃん」


「黒崎君、いい喩えよ。

 女子生徒を招いてくれる、けれども、それだけ、何にも役立たない」


「部長~、僕そんなに役立たずですか~」


「そうですよ。

 招き猫に失礼ですよ」


部室の活気が一気に上昇する。


浜河も同調し笑顔を見せる。


頃合をみて、浜河が雄哉に話しかける。


「雄哉先輩のうちにいつ行っていいですか?」


「今週の日曜日はバイトだから、土曜日においでよ」


「えっ、本当ですか?」


「土曜日、11時30分に春北駅でいい?」


「わかりました、よろしくお願いします」








春北駅は、オートレース場があるため、開催日は大混雑する。


今日は、その日ではないので、比較的落ち着いている感じがある。


雄哉は、駅コンビニの前で待っていた。


今日は、同じ部の後輩、浜河と待ち合わせていたのだ。


「遅いですね、浜河。

 11時30分っていっていましたよね?

 もう40分くらいですけど」


「10分くらい遅れるってメールあったよ」


「ていうか、せっかくのデートなのに、遅れるなんてありえないですよ」


「それよりも、、、」


「何ですか、雄哉先輩」


「僕は、恩田がなんでいるのかが分からないよ」


「黒崎先輩が部活でいけないから、俺が代理できたんですよ」


「天貝先輩、お待たせしました」


「よくきたね」


「それじゃ、行こうか」


雄哉たちは、家に向かって歩き出す。





雄哉の家に到着した。


「結構、広いですね。

 あぁ、この勝ってた鉄道模型じゃないですか?

 動かしていいですか」


恩田が無邪気に雄哉に話しかける。


「あぁ、お構いなく。

 お二人でゆっくりお過ごし下さい。

 俺は鉄道模型で遊んでいますので」


「ゆっくりできるか」


「俺だって、雄哉先輩の家の場所知りたかったんですよ」


「今日じゃなくてもいいじゃないか」


「早い方がよかったんですよ」


「僕、浜河に言いたいことがあるんだ」


「何ですか、先輩」


「あの、あのっ」


雄哉は言葉が詰まる。


浜河も期待する。


「浜河って、何鉄?」


「へっ?」


「いや、浜河って、いまいち何鉄か分からないからさ」


「ゆうや鉄ですよ」


そう言ってきたのは、恩田だった。


「そんなマニアきいたことないけど」


「乗りたいのは鉄道じゃなくて、雄哉先輩だよね~?」


そんなセクハラ発言をする恩田を浜河が睨む。


睨まれた恩田はそれ以上言葉を言うのを止めた。


「よし、久しぶりにやりたいな」


その一言で変な方向に向かっていってしまった。







「天貝先輩、早すぎます、ちょっと抑えて下さい」


「早いかな、こんなもんだと思うよ」


「天貝先輩、痛いです」


「ごめん、強すぎたね」


「雄哉先輩、離れすぎです」


「これくらい大丈夫だろ」


「浜河、意外に重いな」


「女の子に向かって体重のことを言うな」


彼らは、近くの公園で、馬とびをしていた。


「久しぶりだよ、馬飛び、黒崎とやった小学生以来だよ」


「もう、夕方ですね。

 俺、もう帰ります」


恩田は帰っていった。


「私も帰ります。

 今日はありがとうございました。

 今度はゆっくりさせてくださいね」


浜河は駅へ向かっていた。


「結局、雄哉先輩のことよく分からなかったな。

 恩田の邪魔がはいらなければなぁ」


彼女はため息をついた。


「今度は、頑張るぞ」


彼女は、決意するのだった。

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