ボーイペロアスール5
恩田が思い出の場所といった公園で、雄哉は恩田に襲撃されていた。
天田が助けに入り、恩田と天田の戦闘が始まった。
その戦闘は、ほぼ拮抗していたが、やや恩田有利だった。
その戦闘で一瞬、間合いが広がった。
そして、天田が雄哉に近づいてきた。
「雄哉君」
「どうしたんですか?」
「全てが分かったわけじゃないけど、この戦闘で確信したことがあるの」
「それは、、、」
「私が勝てるかどうかは五分五分、いや、少し向こうの方が有利ね」
そう言うと、天田は雄哉を温かく抱いた。
戦闘中に抱擁するとは雄哉も想像していなかった。
「天田先生」
「雄哉君、あなたを守りきれるかどうか、、、」
「先生が負けるわけないじゃないですか。
お酒を飲んだ時のように動けば、宇宙で先生に勝る人がいると思いますか」
「、、、何よ、その言い方。
でも、そうね。そうよ。
ごめんね。弱気になって」
雄哉には、その天田の自信を喪失させたものが何であるのか分からなかった。
ほぼ力は拮抗している。
天田の自信を喪失させたものが何であるかは雄哉は分からない。
しかし、雄哉が頼れるのは天田だけだ。
ここで、天田に自信を喪失されても困るのだ。
雄哉は、そう思い、出来る限り、気が楽になるように励ましてみたのである。
その言葉に奮い立ったのか、天田が立ち上がる。
天田は一度、自分の両手で自分の顔を叩き気合を入れる。
そして、天田は恩田に向かっていった。
「恩田君。
あなたが戦闘訓練を受けていることは分かったわ」
「あぁ」
「どうしてなのか分からないことが多いの。
ただ、ひとつだけ分かっているのは、私とあなたが敵同士ということよ」
「そうだ。僕の命令を邪魔する敵だ」
「そうよね、やはりそうだったのね。
恩田君、あなたの過去のことは分からないわ」
「僕の過去なんてどうでもいいよ」
「なぜ、なぜ、あなたはこの世界で高校生なの、ラファエル」
雄哉は、耳を疑ってしまった。
「今まで、探してきた青い髪の少年、それが、恩田だというのか。
天田先生は、何をもってその結論を出したのだろうか?」
雄哉には分からなかった。
「その名前で呼ばれるのは7年ぶりかなぁ。もう忘れかけていたよ」
「そうだったのね。でもなぜ?」
「僕は、時空嵐にあい、7年間という年月、そして場所がずれてちゃったんだ。
その後、恩田家に引き取られ、恩田健太郎として育てられた」
「でも、なぜ雄哉君を襲わなかったの? チャンスはいつでもあったじゃない?」
「僕は、この7年間、恩田家の子供として育ってきた。
もう、暗殺なんてどうでもいいという気持ちになっていたんだよ。
しかし、指令は有効、暗殺目標を見つけたとなったなら、僕たちはその任務を遂行しなくてはいけない」
「|彼(')は、毎日迷っていたよ。
暗殺指令を遵守すべきか、天貝雄哉を守るべきか。
出した結論は、恩田が思い出の場所といった公園で、雄哉は恩田に襲撃されていた。
天田が助けに入り、恩田と天田の戦闘が始まった。
その戦闘は、ほぼ拮抗していたが、やや恩田有利だった。
その戦闘で一瞬、間合いが広がった。
そして、天田が雄哉に近づいてきた。
「雄哉君」
「どうしたんですか?」
「全てが分かったわけじゃないけど、この戦闘で確信したことがあるの」
「それは、、、」
「私が勝てるかどうかは五分五分、いや、少し向こうの方が有利ね」
そう言うと、天田は雄哉を温かく抱いた。
戦闘中に抱擁するとは雄哉も想像していなかった。
「天田先生」
「雄哉君、あなたを守りきれるかどうか。、、、」
「先生が負けるわけないじゃないですか。
お酒を飲んだ時のように動けば、宇宙で先生に勝る人がいると思いますか」
「、、、何よ、その言い方。
でも、そうね。そうよ。
ごめんね。弱気になって」
雄哉には、その天田の自信を喪失させたものが何であるのか分からなかった。
ほぼ力は拮抗している。
天田の自信を喪失させたものが何であるかは雄哉は分からない。
しかし、雄哉が頼れるのは天田だけだ。
ここで、天田に自信を喪失されても困るのだ。
雄哉は、そう思い、出来る限り、気が楽になるように励ましてみたのである。
その言葉に奮い立ったのか、天田が立ち上がる。
天田は一度、自分の両手で自分の顔を叩き気合を入れる。
そして、天田は恩田に向かっていった。
「恩田君。
あなたが戦闘訓練を受けていることは分かったわ」
「あぁ」
「どうしてなのか分からないことが多いの。
ただ、ひとつだけ分かっているのは、私とあなたが敵同士ということよ」
「そうだ。僕の命令を邪魔する敵だ」
「そうよね、やはりそうだったのね。
恩田君、あなたの過去のことは分からないわ」
「僕の過去なんてどうでもいいよ」
「なぜ、なぜ、あなたはこの世界で高校生なの、ラファエル」
雄哉は、耳を疑ってしまった。
今まで、探してきた青い髪の少年、それが、恩田だというのだ。
すぐ近くにラファエルは存在していたことになる。
そんなことを雄哉は考えたことがあっただろうか。
天田は自信を持ってそう言っているのだから、間違いないのだろう。
しかし、雄哉はその言葉を信じることができなかったが、恩田の言葉は
無常にもそれを否定する物ではなかった
「その名前で呼ばれるのは7年ぶりかなぁ。もう忘れかけていたよ」
「、、、そうだったのね。でもなぜ?」
「僕は、時空嵐に遭遇し、7年前に転送されてしまった。
もちろん、転送装置は使用できない。
期限の問題だけではなかった。
旧型の基地局だったから、利用できなかったんだ」
「そんなことが、、、」
「僕は、あらゆる手を考えたが、新型の転送装置では旧型に対応していなくてね。
旧型の転送装置だったら何とかなったんだけど。
僕は、運命と思って諦めてこの公園で呆然としていたんだ」
恩田、いや、ラファエルは戦闘を止めていた。
思いにふけるように話をしていた。
「この公園で、今の父さんに出会い、恩田家に引き取られた。
健太郎という名を授かり、小学校・中学校に通った。
それが、この地なんだ」
ラファエルの表情は緩んでいた。
少し涙ぐんでいた。




