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アミスタード アスール  作者: おがわかなた
第6章 コンプレット
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ボーイペロアスール4

恩田が思い出の場所といった公園で、雄哉は恩田に襲撃されていた。


「なぜなんだ。

 僕が何か恩田を不愉快にしてしまうようなことをしてしまったのかい?

 理由を教えてくれ」


雄哉は、心で叫んだが、それが届くはずもない。


雄哉は死を覚悟した。


その殺気と速さに呆然とし、目を背ける。


しかし、何も起こらない。


時間はかなり経過しており、、攻撃が届いているはずだ。


恐る恐る目を開けてみた。


「天田先生!?」


「大丈夫、雄哉君。

 よかったわ。

 まだ、ラファエルの襲撃を想定して、雄哉君を見張っていたのよ」


天田は、恩田の攻撃を受け止めながら続けた。


「恩田君、君がどうして雄哉君を襲うのかは分からない。

 だけれども、人を殺す行為は見逃せないわ」


恩田の目から涙があふれ出していた。


雄哉は、どうしてこんなことになってしまったのか、思考をめぐらすが、

答えは見つからない。


「どうしてなの、恩田君?」


「俺だって嫌だよ」


「だったらなぜ。嫌ならやめればいいじゃない。」


「嫌だ、嫌だ!!!」


先に、恩田に迫ったのは天田だった。


恩田の精神状態から戦いは避けられないと判断し、先手を打ったのだ。


「私は、未来で素手の戦闘専門の訓練を受けているのよ。


 普通の高校生なら、大丈夫」


しかし、、、


「なんで?」


天田の攻撃は簡単にはじき返されてしまった。


想定外の事象に、天田は一瞬のスキができてしまった。


恩田の一撃が天田に迫るが、ギリギリのところで避け、肩をかすめる程度だった。


「なぜ?

 いえ、気持ちを切り替えましょう。

 目の前にいる敵は強大なもの」


この辺の切り替えのよさが、彼女の強さなのであろう。


1つの事実から自分の状況を適切に判断できる。


「思い出してきたよ、この感覚、さぁ、はじめようじゃないか!」


恩田の涙は止まっていた。


その目は、眼光がするどく、先ほどとは別人だ。


普段の恩田とも違う、そんな風に雄哉は感じていた。


恩田の反撃が始まり、天田に迫る。


天田は防御をするが、恩田の攻撃を防ぎきれず、後ろに飛ばされてしまう。


戦闘力は拮抗している。


若干、恩田の方が優勢か。


恩田の攻撃をギリギリのところでかわし、天田が反撃する。


天田の反撃を受け止め、恩田が攻撃する。


「恩田君、なぜ」


「思い出してきたよ、この感覚、そしてこの感情」


「なぜ、君は私の攻撃を受け止められるの?」


「俺は、俺は」


再び、天田と恩田が接近する。


雄哉への攻撃がこないのは、戦闘力が拮抗しており、目の前の相手しか見えていないからだ。


恩田は、右手のナイフをおとりにして、左手で天田に攻撃を仕掛ける。


その左手が天田の腹部を捕らえる。


「くはぁ」


天田が飛ばされ、雄哉の近くに倒れる。


すぐに立ち上がり、身構える。


しかし、この時点で、天田はある可能性を考えていた。


その可能性は、天田と雄哉を絶望に変えるのに十分なものである。


「雄哉君。

 この戦闘で、1つだけ確信したことがあるの」


天田は雄哉に話しかける。


そして、雄哉は驚愕の事実を知ることとなるのだ。

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