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アミスタード アスール  作者: おがわかなた
第4章 フリオ
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スペルヴィヴェンシア

【あらすじ】

天貝雄哉は、未来から狙われている。

暗殺者4人が送り込まれてきた。

その未来は、雄哉を殺すという決定を下した後に、

それを撤回したが、送り込まれた暗殺者への撤回命令が

間に合わず、現在の世界での捜索活動が始まった。

残るは1人、ラファエル残すのみとなった。



【登場人物】

・鉄道研究部

天貝雄哉 本編の主人公、未来の暗殺者に狙われているが自覚なし


刈谷朱音 鉄道研究部部長、3年


奥府正也 鉄道研究部副部長、3年、撮り鉄


黒崎真二 鉄道研究部2年、野球部と兼務


布良肇  鉄道研究部2年、乗り鉄


恩田健太郎 鉄道研究部1年、雄哉の誘いで鉄道研究部へ入部


浜河百合子 鉄道研究部1年、雄哉に一目惚れし入部


佐々木   鉄道研究部1年




・未来人

ウリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在は、雄哉を守る立場として居候中


ミカエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ガブリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ラファエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


天田由紀子 未来から来た謎の女性、臨時教員、鉄道研究部顧問

雄哉は、必死になっていた。


1学期期末試験が2週間後に迫っていた。


いつも、この期間は、勉強量を決めてそれが終わるまで、

休まないことにしていた。


そろそろ、日付が変わりそうだ。


もう少しなので、雄哉は日と踏ん張りする。


雄哉は、学年10位以内を目指している。


10位以内になると、順位表彰状もらえるのだ。


それ以上に雄哉が狙っているのは、掲示板に貼られる成績トップ10に

自分の名前が記載されることなのだ。


成績上位者として、先生方に認識されれば、内心もよくなる。


鉄道会社への推薦を書いてもらい、就職にも有利にしたかったからだ。


前回の中間試験は、学年13位と検討した。


昨年、1年の時は、15位、12位、16位、17位、12位と

なかなかの成績であった。


「10位の壁が越えられないなぁ」


点数の差としては、10点程度なのだが、この壁を越えられないのだった。


「雄哉、まだ寝ないの?」


「そろそろ終わるよ」


眠くなってきたので、一度伸びをしてみると、意外に気持ちよく、

もう一度伸びをすると、起きてきたウリエルと目が合った。


「ごめん。起こしちゃった?」


「水でも飲もうかと思って」


ウリエルは、自分のコップに水を入れる。


「水、飲む?」


「あぁ、頼む」


「雄哉は、どうして勉強頑張るの?」


「鉄道会社に入る為かな」


「大学には行かないの?」


「調べたんだけど、鉄道会社の大卒って、10~20倍だって。

 一方で高卒なら、ほぼ内定はもらえるらしい。

 だから、今、頑張っているんだ」


「将来を考えているんだ」


「どうなるかは分からないけどね。

 さぁ、終わった。

 僕も寝るよ」


日付が変わるころに雄哉は床についた。






雄哉は天田に呼び出された。


「ごめんなさいね。

 雄哉君に相談なんだけど」


「とりあえず、そこに座ってちょうだい」


「何か、あったのですか?」


「ちょっと、鉄道研究部としての危機よ」


「危機?

 先生、体重増えたとか」


「何で分かったの?

 でも違うわ」


「えーと、じゃあ、、、」


「雄哉君、別に雄哉君とクイズゲームしたいわけじゃないの」


「何だ、そうなんですか。

 早く言って下さいよ。

 それで、用件はなんですか」


「恩田君のことなのよ」


「恩田?

 何かしでかしたんですか?」


「その調子だと知らなさそうね」


「僕は、恩田の事に興味はありませんからね」


「もうちょっと興味を持ってよ」


「無理です」


「あぁ、また、脱線よ~」


「ただいま、脱線の為、全区間で運休しております。

 復旧まで今しばらくお待ちください」


「雄哉君、黙りなさい!」


「苦しいです、先生」


天田が雄哉の首を絞める。


「恩田君のことなんだけど、実は学年237位なのよ」


「あいつ、そんなに頭悪いんですか?」


「頭が悪いんじゃなくて、やる気がないだけなのよ。

 やればできる子なのにね」


「いいんじゃないですか。

 最下位でも取らせれば」


「何言っているの。

 最下位取った時点で、最下位脱出するまで部活停止よ」


「そうか、そんな規則ありましたね」


「本当、興味ないことには無頓着ね。

 で、いま、鉄道研究会は、黒崎君含めて8名よね」


「刈谷部長、奥府副部長、黒崎、布良、浜河、恩田、佐々木、、、

 あれっ、7人だ」


「雄哉君、自分忘れてるわよ。

 それで、黒崎君は兼務だから、また、同好会への格下げ話がでてしまうわよ。

 そうすると部費が出なくなって、部室も返すことになるわ」


「部費がでなくなると、鉄道雑誌買えなくなっちゃう」


「私も、部から同好会への格下げなんて嫌よ。

 だから、協力してね」


「僕の雑誌がぁ~」


「雄哉君」


「雑誌が~」


天田は再び雄哉の首を絞めた。


「いい、部の存続は雄哉君にかかっているのよ」


雄哉は承諾する以外に方法はなかった。

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