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アミスタード アスール  作者: おがわかなた
第3章 フニオ
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テルセロ

【あらすじ】

天貝雄哉は、未来から狙われている。

暗殺者4人が送り込まれてきた。

その未来は、雄哉を殺すという決定を下した後に、

それを撤回したが、送り込まれた暗殺者への撤回命令が

間に合わず、現在の世界での捜索活動が始まった。

ガブリエルとラファエルの2人を探す捜索活動中であった。



【登場人物】

・鉄道研究部

天貝雄哉 本編の主人公、未来の暗殺者に狙われているが自覚なし


刈谷朱音 鉄道研究部部長、3年


奥府正也 鉄道研究部副部長、3年、撮り鉄


黒崎真二 鉄道研究部2年、野球部と兼務


布良肇  鉄道研究部2年、乗り鉄


恩田健太郎 鉄道研究部1年、雄哉の誘いで鉄道研究部へ入部


浜河百合子 鉄道研究部1年、雄哉に一目惚れし入部


佐々木   鉄道研究部1年




・未来人

ウリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在は、雄哉を守る立場として居候中


ミカエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ガブリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ラファエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


天田由紀子 未来から来た謎の女性、臨時教員、鉄道研究部顧問

雄哉の携帯電話のバイブレーションが鳴ったのは3時間目だった。


休み時間にメールを確認する。


「ガブリエル 見つかった 詳細は家で」


ウリエルからのメールだった。


「いつもながらそっけないメールだなぁ。

 何だか、業務命令のような感じだよな」


味気のないメールにそう感じた。


1人でも減れば、雄哉の精神的苦痛が軽減される。


「お疲れ様 ありがとう また家で」


雄哉も同じように返信した。





雄哉は職員室に来ていた。


「雄哉君、珍しいわね、雄哉君の方から来てくれるなんて」


「3人目見つかりましたよ」


「あら、そうなの。

 良かったわね。

 誰が見つかったの?」


「ガブリエルです」


「ラファエルが残っちゃったのね。

 一番厄介ね」


「どうしてですか?」


「四天王中最強だからよ。

 私たちは歯が立たなかったわ」


「そんなに強いのですか」


「そうね。

 武闘バカだったからね」


「非常に不安なんですけど、、、」


「大丈夫よ。

 まぁ、3人目も見つかったから、それを喜びましょう」


「はぁ」


雄哉の心が晴れることはまだなかった。









雄哉は部室に来ていた。


「雄哉先輩、今日は遅かったですね?」


「ちょっと職員室に寄ってきたからね」


「雄哉君、気をつけてね」


「何をですか?」


「恩田君、さっき、くしゃみ連発してたのよ。

 風邪うつされないように気をつけてね」


「うわぁ。汚い。

 あっち行ってよ」


「違いますよ、誰か、俺の噂してただけですよ」


「いいから、あっちへ。


 いや、いい、僕があっちへ行く」


雄哉は反対側の席へ回る。


何だか楽しそうだ。


そこへ恩田もついてくる。


「先輩、俺大丈夫ですって~」


「着いてくるなよ」


「あー、恩田、俺のコーヒーこぼした~」


「雑巾、雑巾」


今日も鉄道研究部は騒がしかった。






「お帰りなさい」


そこには、赤い髪の少女がいた。


ウリエルより少し身長が低い。


「それにしても、暗殺者って、こう美少女ぞろいなの?」


「まぁ、たまたまよ。

 彼女が、ガブリエル。

 No.4よ」


「よろしくね」


握手を求めるが、反応がない。


なにかモジモジしている。


少し顔も赤いようだ。


「恥ずかしがらなくてもいいよ」


「その、あの、、、」


「顔を上げてよ」


ガブリエルは、顔を上げる。


「顔赤いよ、熱あるのかな」


雄哉がガブリエルの額に手をあてると、ガブリエルは卒倒してしまった。


「うぁ、倒れちゃったよ。

 どうしよう」


雄哉がオロオロしていると、


「大丈夫よ、知恵熱だから。

 しばらく放置しておきなさい」


「そうは言っても」


「さぁ、雄哉、今日の夕食は何?」


「出前だよ。

 もう作る気力ないよ。

 何がいい」


「雄哉の作った麻婆豆腐」


「あたいは、野菜炒めちゃ」


「お前ら、僕の話を聞いていた?

 出前でそれを頼んで」


「えっー、雄哉の作ったのがいいな」


「今日はもう勘弁してくれー」


雄哉の悲痛な叫びは今日もこだました。

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