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アミスタード アスール  作者: おがわかなた
第3章 フニオ
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ジュビアス

【あらすじ】

天貝雄哉は、未来から狙われている。

暗殺者4人が送り込まれてきた。

その未来は、雄哉を殺すという決定を下した後に、

それを撤回したが、送り込まれた暗殺者への撤回命令が

間に合わず、現在の世界での捜索活動が始まった。

ガブリエルとラファエルの2人を探す捜索活動中であった。



【登場人物】

・鉄道研究部

天貝雄哉 本編の主人公、未来の暗殺者に狙われているが自覚なし


刈谷朱音 鉄道研究部部長、3年


奥府正也 鉄道研究部副部長、3年、撮り鉄


黒崎真二 鉄道研究部2年、野球部と兼務


布良肇  鉄道研究部2年、乗り鉄


恩田健太郎 鉄道研究部1年、雄哉の誘いで鉄道研究部へ入部


浜河百合子 鉄道研究部1年、雄哉に一目惚れし入部


佐々木   鉄道研究部1年




・未来人

ウリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在は、雄哉を守る立場として居候中


ミカエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ガブリエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


ラファエル 未来の暗殺者 四天王の一人

     現在の世界に滞在、捜索中


天田由紀子 未来から来た謎の女性、臨時教員、鉄道研究部顧問

6月に入り、雨が多くなっていた。


少し早い梅雨入りとなり、今日も雨。


そんな中、ウリエルとミカエルは東京駅にいた。


かつては、都庁があり、現在でも日本を代表する駅である。


成田空港からの直通列車もあり、日本の玄関口の1つでもある。


多くの人々が構内を行き来する。


この中を、昨日、ミカエルが捜索を行い、反応を見つけたと言うのだ。


ウリエルはミカエルとともに東京駅に来る事にしたのだが、今日はその反応はなかった。


「おかしいちゃ。

 昨日は、神田あたりから反応しはじめたちゃ」


「確かに反応はないわね」


2人は駅周辺も回ってみるが、反応はなかった。


「移動した可能性も高いわね。

 東京駅付近は、今後定期的に回りましょう」


「ラジャーちゃ、あねご」






「雄哉先輩、最近、機嫌がいいですね?」


「そう、分かる?」


暗殺者の2人目が見つかり、雄哉の精神的負担が少し軽減されたからだ。


あと2人もいるというネガティブな考えではなく、もう2人見つかったという

ポジティブな考えでいられるのだ。


それが、雄哉の性格なのかもしれない。


「雄哉君の機嫌がいいのはいいけど、あなたたち」


「何か問題でも」


浜河、黒崎、恩田の3人が刈谷の言葉に反応した。


「雄哉君にくっつきすぎよ」


「ゆうは、俺といるのがいいよな」


「何よ、男同士が気持ち悪ですよ。

 BLでもやろうって言う気ですか?

 天貝先輩は、女の子の方がいいですよね」


「俺はどっちでもいいですよ、雄哉先輩~」


「何だ、そのBL発言」


「黒崎先輩こそ、幼なじみだからってくっつきすぎですよ」


3人のやり取りを聞いていた雄哉が立ち上がる。


「もう、個人誌の作成の邪魔しないでよ。

 BLにも幼なじみにも変態にも、僕は興味ないよ」


「ゆう、ごめんよ、もう邪魔しないから許して」


「天貝先輩、ごめんなさい。騒ぎすぎました」


「雄哉先輩~、機嫌なおしてくれよ~」


3人の話を無視して、雄哉は作業を続ける。


「ゆう、今月の個人誌のテーマって」


「東京メトロ」


「JR好きの雄哉先輩が珍しいですね」


「JRも東京メトロに直通運転しているところがあるからね。

 少し興味を持ったんだ」


「何ですか、このパンフレット?」


「この前、地下鉄博物館に行った時にもらってきたんだよ」


「東京メトロのですか?」


「そう、葛西まで行ってきたよ」


「えぇー、俺、知らなかったですよ」


「ゆう、俺もデートしたかったな」


「だから、BLですか?」


「だって、皆、取材そっちのけで遊ぶから、誰にも声をかけなかったよ。

 1人だったから、取材は順調だったよ」


「ゆう、そんな~」


「雄哉先輩、1人で書くんですか?」


「個人誌だからね」


「ゆーう、俺もそれに記事を書かせてくれよ~」


「うーん、記事書ける?」


「もちろん、じゃあまかせたよ」


「どこをまかせてくれるの?」


「編集後記」


「そこって、記事と関係ないじゃん」

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