レコジミエント
恩田のこの一言から始まった。
「雄哉先輩の家行きたいですね」
「どうして?」
「だって、この前、何かグダグダで終わりましたからね」
「何だ、そのグダグダって?」
「雄哉先輩が、馬跳びしたいって言って、公園で馬跳びして解散ですよ」
「まさに、雄哉らしい。
小学生だな」
「小学生って言うな!」
「小学生、ですか」
「恩田も繰り返すなよ!」
「ここは小学生が来るところじゃないわよ。
早くお家へお帰り」
「皆、ひどいです」
雄哉はすねてしまったが、黒崎と恩田は話を続ける。
「じゃ、今日でいいですか?」
「決まりだな」
「浜河は?」
「ごめんなさい、今日はバイトなのよ。
またの機会によろしくね」
「ちょっと、待ってよ。
今日は、、、」
「ゆう、今日はバイトか?」
「何もないです」
雄哉たち3人は、部活を早めに切り上げ、雄哉の家に来ていた。
「どうぞ」
「お邪魔します」
「久しぶりだな、ゆうの部屋」
「やっぱり、鉄道模型、いいですね」
恩田が鉄道模型の収納ケースを見つける。
「コーヒーでいい?」
「俺は構わないよ」
「雄哉先輩がいれてくれたものなら何でもいいです」
雄哉は、最近、コーヒーに凝っており、コーヒーメーカーを買ってしまったのだ。
「黒崎先輩」
「なんだ」
「雄哉先輩と幼なじみなんですよね?」
「そうだぞ」
「子供の頃ってどうだんたんですか?」
「今も子供だけどな」
「黒崎~」
雄哉が抗議した。
「俺とゆうは、小学1年の時の同じクラスだったんだ。
こいつ、同じクラスの俺の顔、覚えていなかったんだぜ」
「もう、その話はやめよ」
黒崎が語り始めた。
「天貝雄哉です」
その男子生徒はそう名乗った。
「なんだ、あのアイドルなみの美形は」
黒崎はそう感じた。
女子生徒もそう感じたらしく、天貝の周りに女子生徒が集まる。
「雄哉君って呼んでいい」
「何が趣味なの?」
「どこに住んでいるの?」
質問攻めにあっている。
それを見た男子生徒からは、当たり前の反感が発生する。
「なんだよ、あいつ、女子はべらせやがって」
「調子に乗りすぎだよ」
そんな声が聞こえる。
黒崎もいい気分ではなかった。
「あいつ、無視しようぜ」
なんて声も聞こえたが、黒崎はそれに反論する。
「確かにさ、そうだけど、無視はやめようぜ」
ある日曜日、黒崎は、地域の野球クラブの練習の帰り、
自転車で家にむかっていた。
その途中に天貝が自転車に乗っているのを見た。
黒崎が声をかけるが、いまいち反応が悪い。
「誰ですか」
「おい、同じクラスの黒崎だよ」
「ごめんなさい、人の名前を覚えるのが苦手なんです」
「じゃ、顔は覚えていたんだね?」
「いえ、顔も。
僕のクラスにいましたか?
お兄さん」
「お兄さん、って」
黒崎は思わず笑ってしまったが、天貝の反応は良くなかった。
「恥ずかしいですよ」
天貝の顔は真っ赤になってしまった。
黒崎はツボにはまってしまったのか、笑いが止まらない。
「俺は、黒崎真二だよ。
覚えておいてね」
「何ですか、雄哉先輩。
そんなこと言ったんですか?」
「く、黒崎~」
「でも、俺たちがあの時すれ違っていなければ、今の俺たちは
なかっただろうな」
「そろそろ、日も傾いてきたので、帰ります」
「そうだな、雄哉、コーヒーうまかったよ。
じゃあな」
2人は帰っていった。
雄哉は、いつも通り夕日を見ながら、ウリエルの帰りを待った。
恩田のこの一言から始まった。
「雄哉先輩の家行きたいですね」
「どうして?」
「だって、この前、何かグダグダで終わりましたからね」
「何だ、そのグダグダって?」
「雄哉先輩が、馬跳びしたいって言って、公園で馬跳びして解散ですよ」
「まさに、雄哉らしい。
小学生だな」
「小学生って言うな!」
「小学生、ですか」
「恩田も繰り返すなよ!」
「ここは小学生が来るところじゃないわよ。
早くお家へお帰り」
「皆、ひどいです」
雄哉はすねてしまったが、黒崎と恩田は話を続ける。
「じゃ、今日でいいですか?」
「決まりだな」
「浜河は?」
「ごめんなさい、今日はバイトなのよ。
またの機会によろしくね」
「ちょっと、待ってよ。
今日は、、、」
「ゆう、今日はバイトか?」
「何もないです」
雄哉たち3人は、部活を早めに切り上げ、雄哉の家に来ていた。
「どうぞ」
「お邪魔します」
「久しぶりだな、ゆうの部屋」
「やっぱり、鉄道模型、いいですね」
恩田が鉄道模型の収納ケースを見つける。
「コーヒーでいい?」
「俺は構わないよ」
「雄哉先輩がいれてくれたものなら何でもいいです」
雄哉は、最近、コーヒーに凝っており、コーヒーメーカーを買ってしまったのだ。
「黒崎先輩」
「なんだ」
「雄哉先輩と幼なじみなんですよね?」
「そうだぞ」
「子供の頃ってどうだんたんですか?」
「今も子供だけどな」
「黒崎~」
雄哉が抗議した。
「俺とゆうは、小学1年の時の同じクラスだったんだ。
こいつ、同じクラスの俺の顔、覚えていなかったんだぜ」
「もう、その話はやめよ」
黒崎が語り始めた。
「天貝雄哉です」
その男子生徒はそう名乗った。
「なんだ、あのアイドルなみの美形は」
黒崎はそう感じた。
女子生徒もそう感じたらしく、天貝の周りに女子生徒が集まる。
「雄哉君って呼んでいい」
「何が趣味なの?」
「どこに住んでいるの?」
質問攻めにあっている。
それを見た男子生徒からは、当たり前の反感が発生する。
「なんだよ、あいつ、女子はべらせやがって」
「調子に乗りすぎだよ」
そんな声が聞こえる。
黒崎もいい気分ではなかった。
「あいつ、無視しようぜ」
なんて声も聞こえたが、黒崎はそれに反論する。
「確かにさ、そうだけど、無視はやめようぜ」
ある日曜日、黒崎は、地域の野球クラブの練習の帰り、
自転車で家にむかっていた。
その途中に天貝が自転車に乗っているのを見た。
黒崎が声をかけるが、いまいち反応が悪い。
「誰ですか」
「おい、同じクラスの黒崎だよ」
「ごめんなさい、人の名前を覚えるのが苦手なんです」
「じゃ、顔は覚えていたんだね?」
「いえ、顔も。
僕のクラスにいましたか?
お兄さん」
「お兄さん、って」
黒崎は思わず笑ってしまったが、天貝の反応は良くなかった。
「恥ずかしいですよ」
天貝の顔は真っ赤になってしまった。
黒崎はツボにはまってしまったのか、笑いが止まらない。
「俺は、黒崎真二だよ。
覚えておいてね」
「何ですか、雄哉先輩。
そんなこと言ったんですか?」
「く、黒崎~」
「でも、俺たちがあの時すれ違っていなければ、今の俺たちは
なかっただろうな」
「そろそろ、日も傾いてきたので、帰ります」
「そうだな、雄哉、コーヒーうまかったよ。
じゃあな」
2人は帰っていった。
雄哉は、いつも通り夕日を見ながら、ウリエルの帰りを待った。
【あらすじ】
天貝雄哉は、未来から狙われている。
暗殺者4人が送り込まれてきた。
その未来は、雄哉を殺すという決定を下した後に、
それを撤回したが、送り込まれた暗殺者への撤回命令が
間に合わず、現在の世界での捜索活動が始まったのだが。
【登場人物】
・鉄道研究部
天貝雄哉 本編の主人公、未来の暗殺者に狙われているが自覚なし
刈谷朱音 鉄道研究部部長、3年
奥府正也 鉄道研究部副部長、3年、撮り鉄
黒崎真二 鉄道研究部2年、野球部と兼務
布良肇 鉄道研究部2年、乗り鉄
恩田健太郎 鉄道研究部1年、雄哉の誘いで鉄道研究部へ入部
浜河百合子 鉄道研究部1年、雄哉に一目惚れし入部
佐々木 鉄道研究部1年
・未来人
ウリエル 未来の暗殺者 四天王の一人
現在は、雄哉を守る立場として居候中
ミカエル 未来の暗殺者 四天王の一人
現在の世界に滞在、捜索中
ガブリエル 未来の暗殺者 四天王の一人
現在の世界に滞在、捜索中
ラファエル 未来の暗殺者 四天王の一人
現在の世界に滞在、捜索中
天田由紀子 未来から来た謎の女性、臨時教員、鉄道研究部顧問




