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未来が見えるのに大金持ちにならない話〜1日3回だけ未来がみえるメガネを貰いし男〜  作者: 南月 阿鬼羅


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7/10

タワマン買わないが、身嗜みをちょっと整える。

全面的に自己責任でお願いします。

休日。


 昼まで寝る。


 漫画を読む。


 ゲームをする。


 夕方からパチンコへ行く。


 帰りに美咲と飯を食う。


 そんな生活が好きだった。


 未来視を使い始めて半年。


 本業の給料は変わらない。


 未来視による副収入は月十五万円前後。


 同年代と比べればかなり余裕はあるだろう。


 それでも高級車は買わない。


 ブランド品にも興味はない。


 タワーマンションにも住まない。


 その代わり。


 少し良いベッドを買った。


 少し良いマットレスを買った。


 久しぶりに歯医者へ行った。


 ホワイトニングもした。


 散髪の頻度も増えた。


 焼肉へ行く回数も増えた。


 人生の快適さが少し上がった。


 それくらいだった。


 祖父のノートの最後の方にはこう書かれていた。


『生活改善に使え』


『人生破壊に使うな』


 最近、その意味が少し分かる気がしていた。


 未来が見える。


 それは確かに凄い能力だ。


 だが。


 だからといって人生を変える必要はない。


 今でも十分楽しい。


 そこに少し余裕が増えた。


 優馬にとっては、それが一番心地良かった。




③ー1


未来視を手に入れて一年が過ぎた。


 優馬の生活は相変わらずだった。


 平日は仕事。


 休日はパチンコ。


 日曜日は競馬や競艇の有名レース。


 月に数十万円の副収入。


 祖父のノートに書かれていた通りの生活である。


 違うのは金銭的な余裕だけだった。

読み終わってのクレームは、お止めください。

自己責任です。

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