7話
生物学実習のレポート提出日。
提出フォームを閉じた瞬間、
グループLINEが一気に騒がしくなる。
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「終わったーー!」
「解放!!」
「生物学実習もう見たくない」
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その流れで、新が送る。
「じゃあ打ち上げする?」
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すぐに莉緒が反応する。
「したい!」
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「何食べる?」
「肉?」
「居酒屋?」
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その時、誰かが言う。
「鍋食べたい」
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「いや暑いわ」
「なんでこの時期に」
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「キムチ鍋」
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「もっと暑い」
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LINEが笑いの流れになる。
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でもなぜか、
「でもキムチ鍋ちょっと食べたい」
「分かる」
「冷房効いた部屋で食べるやつね」
みたいに話が転がっていって、
結局キムチ鍋パーティになる。
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花音はスマホを見ながら少し笑う。
(大学生って意味わかんないな)
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でもその集まりに、
自分も普通に参加するつもりでいることに気づいていた。
「で、どこでやる?」
グループLINEがまた動き始める。
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「店だと高くない?」
「人数多いしね」
「鍋なら家の方が安そう」
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その流れで、新が軽く送る。
「俺んち来る?鍋あるよ」
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すぐに、
「オギー一人暮らしだっけ?」
と返事が来る。
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「学校から歩いて15分くらいかな?」
「神」
「じゃあ決まりじゃん」
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話はあっという間にまとまっていく。
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花音はスマホを見ながら少しだけ考える。
男の子の一人暮らしの家。
普通なら少し気にしそうなのに、
不思議とそこまで警戒心はなかった。
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たぶん、
“みんなで行く場所”
だからだ。
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その横で、莉緒が嬉しそうに言う。
「キムチ鍋楽しみ」
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花音も少し笑う。
「暑いのにね」
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「だからいいんじゃん」




