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4話
ある日の昼休み。
花音と莉緒は次週の「生物学実習」のプリントを見ながら、小さく眉を寄せていた。
「レポート、思ったより大変そう…」
「だよね…」
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「生物学実習?」
後ろから声がして、振り返る。
新だった。
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「オギーもう終わったの?」
「Aクラス先だから」
新はそう言いながら、花音の隣の席に軽く腰を下ろす。
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「過去レポあるけどいる?」
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花音が顔を上げる。
「え、あるの?」
「先輩にもらったやつ」
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すると隣で聞いていた莉緒がすぐ反応する。
「え、ほしい!」
「普通にほしい」
「いいよ」
そのやり取りを聞いていた近くの男子も振り返る。
「なにそれ、俺もほしい」
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「俺も」
「ください荻原先輩」
「同級生なんだけど」
新が笑う。
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結局、新はスマホを取り出して、
「グループ作る?」
と言い始める。
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結局、その場にいた何人かでグループができる。
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花音はその様子を見ながら思う。
(ほんと顔広いな)
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でも、新は特別なことをしたつもりはなさそうだった。




