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被災時のキャッシュレス カイロ買えず

 駅前のスーパー丸岡に着いた。すでに食料品や生活品を求める長蛇の列ができている。僕はわずかに残った商品の中から、使い捨てカイロを手にとった。レジにつくと携帯を出した。電波がつならがない。しかたなくスイカを探す。

「停電中で、現金のみの扱いになります。」


 今時、ポイントもろくにつかない現金を持ち歩くわけがない。周囲の年寄りがこちらを見つめる。僕は商品を置いたまま足早に店を出た。

「また、ポケットに小銭をいれて・・・。」

 お袋がよく親父に言っていた。それを聞いて育った僕は、小銭を持ち歩くのはよくないと思い込んでいた。今にして思えば、まったく直そうとしなかった親父にも一理あったんだと感じた。


 駅にいって自動販売機で水を選ぶ。こいつは災害時にはタダになる。ジュース類は飲むにはいいが、手を洗ったりできない。移動中は普通の水のほうが何かと便利だ。


 立ちションというわけにもいかないので、水はでないが駅でトイレを借りる。普段ならコンビニでもスーパーでもトイレは気軽に貸してもらえるが、断水となると断られることも多い。流す水がないからなのだう。駅のトイレも個室は使用禁止になっていた。それでも限界なら駅員に言えば使わせてもらえそうだが。

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