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安否問う コートの列 オロチのごと

 街の中にある学校は津波によって避難所として機能してないなかった。ようやく、小高い丘の上にある人のいる避難所に到着した。避難所の前には、延々と人の列が続いている。

「地域住民の方が優先となっています。」

 列の後方で係員の声がする。


 そうはいっても、自分の指定されている避難所が機能しているかは疑問だ。どこぞのテーマパークかと思うぐらい待たされた後にようやく入り口にたどり着いた。

「お休みいただくのは結構ですが、食料と水の配給は地域方優先になります。」

 僕は自分の住所を伝え、現在の避難先を確認した。

「第一中学校が閉鎖してますので第三中学校ですね。場所はわかりますか。」

 僕は地元民でないのでよくわからない。

「駅まえのスーパー丸岡、わかりますか。そこからすぐ北に見える水道山の上です。駅付近は通行止めになっている場所も多いので大通りをいったほうがいいですよ。」


 避難所の奥では、安否確認のための伝言板に多くの人が群がっていた。地元民の多くは散り散りになった身内を探しに来ているようだ。


 水道山には浄水場があるらしいので水の心配はなさそうだ。

「2、3日は自衛隊もこないでしょうから、食料は確保したほうがいいですよ。」

 職員だろうか。見知らぬおばちゃんが親切にアドバイスしてくれた。

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