久々に・・・・ね、
「おー頼まれた分だけしかねえけど。残りは近いうちに持ってくるわ。」
「はい!あざっす!」
「え?これ、全部じゃあないの?」
生粋があどけない顔をして七海を見上げて訊ねた。
「今日練習試合だからな。1から17番までだけ今日の為に出したんだ。」
へ~と女子二人。
「うちはただでさえ部員数が多いから、全員分はないんだよ。」
航が補足して紅里が確かに、とうなずく。
「一年生は部室で着替えられませんもんね。」
「ああ。」
すると突然七海がカラーボックスを開けて中をごそごそとやり始めた。
「ああクソ、あったと思うけど・・・・あった!結奈ちゃん?身長は?」
「ひゃ、158です。」
「ん。・・・これ、160だからデカいかもだけど。ジャージ。」
結奈が受け取ったそれは、サッカー部のジャージだった。
濃い藍色のそれは、背中に白で『SAIONZI』と書かれている。下のジャージには、横にユニと同じく黄色のラインが入っていた。
「ふぉぉぉ~カッコいい~」
紅里が身に着け感嘆の声を漏らしていると七海は、
「だろう?俺も2年前にはこれを着てたんだぜ?」
と誇らしげだ。
「練習試合の相手は県でもベスト4に入る強豪だ。だからって訳でもねえが、マネが学校指定のジャージなのも変だからな。」
航はそう言い、カラーボックスを部室へと運んで行った。
紅里は久々に〝三次元〟の出来事で、ワクワクし始めた。
遅くなってすみません!!!




