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兄
「ヨー航。久しぶり。元気してたかー?」
七海が航の髪をクシャッと撫でまわすのを結奈はぼおっと見ていた。
「へーこの子が結奈ちゃん?」
と、突然七海が顔を覗き込んだ。
「は、はい。」
「オレ、生粋の兄。七海伊織でーすっ。クリーニング屋やってます。」
七海の自己紹介を航がつぐ。
「七海さんは、漂泊能力をもってんだ。んでウチのユニいつもお願いしててさ。」
「へー確かにぴったりな能力ですね。」
結奈の言葉に「褒めてるかー?」とおどける。見た目はイカツイが、面倒見の良さそうな印象を与えた。
「で、それユニっすか!?」
航は、七海の脇に置いてあったカラーボックスを指さして叫んだ。




