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イベントかもよ

作者の都合で投稿が遅くなり申し訳ございません。

今後も不定期更新が続くと思いますが気長にお付き合いください。

「ふぅ、何とか撒けたかな? 」


「ああ、とりあえずはな」



モンスターから逃げ回ること数分。

幸いにもモンスターの動きは遅く、必死に走った結果、どうにか撒くことができた。



「しかしこの森にはあんなモンスターまでいるのかよ」


「んー、どうなんだろ。あれって多分ミノタウロスだよね。あんなのが出るなんて話は聞かなかったけど。

MPKの類いかもと疑ってたんだけど、違うっぽいしなぁ」


「MPKってのは?」


「えっとねぇ、簡単に言うと、プレイヤーが強いモンスターを誘導して、他のプレイヤーを襲わせる迷惑行為のことかな」


「へぇ。じゃあ俺達もあのままミノタウロスを他のプレイヤーに押し付けてたら、そのMPKって事になるのか?」


「そうだね。こっちにそんなつもりはなくても、結果的にそうなるかな」


「とは言えあんなのとまともにやりあっても、今の俺達じゃ勝ち目ないよな」


「んー、難しいかも。町で情報を集めていた時も、あんなのが出てくるなんて話は聞かなかったしね。多分あのモンスターはここら辺じゃなくて、次の坑道のエリア辺りか、もっと別の地域のモンスターの可能性があるね。私もシズも、圧倒的にレベルが足りてないし、アイテムもあまり持ってきてないし」


「だよなぁ」



あのミノタウロスがここら辺のモンスターではないことは、確かなことだろう。俺が集めた情報の中にもあんなのがいるなんて話はなかったしな。


前日にカンパネルラと組んでレベル上げをしたが、それでも厳しいところだ。アイテムも全然足りてない。そもそも今回はモンスターと戦う予定皆無だったわけだしな。



「俺はとりあえず、あのミノタウロスを避けて釣りに行くことに一票」


「んー、私も今回はそうしたいんだけどさ・・・・・・」


「何か問題でもあるのか?」


「いや、さ。あのミノタウロスが森の中徘徊されてたら落ち着いて釣りなんて出来ないよなぁって」


「・・・・・・」



・・・・・・え、あのミノタウロスって湖にも来るの?

考えてみれば、今も森の中を徘徊してるようだから、そのまま湖でバッタリって可能性もあるのか。


・・・・・・ダメじゃん。呑気に釣なんて出来ないじゃん。

いつ来るかも分からないミノタウロスをビクビクしながらの釣りなんて、何が楽しいんだ。



「それにさ、多分これイベントだよ」


「イベント?」


「うん。これがMPKじゃなかったら、本来この森にはいないミノタウロスがいる理由なんて、イベントしかないでしょ」


「んー、まぁ、そうなのか?」


「絶対そうだって!ねぇ、折角だからさ、戦ってみようよ!」



イベントねぇ。

本当にイベントなのか?

確か俺がマザーからジョブを受け取った際は告知が出たような。

今回はそんな告知は出てないから、イベントとは違う可能性も——



「いやぁ、ミノタウロスかぁ。折角カンパネルラ達とレベル上げしたんだから、何か新しくスキル取っても

いいかも。私のスキルは基本的に攻撃性能に特化してるんだし、シズがミノタウロスを妨害しつつ、私が攻撃ってのが一番かも。だとすると、これとこれなんかがいいかなぁ」



——あ、もうこれ戦う流れだ。

楽しそうにステータス見ながらスキル選んでいらっしゃる。

しかも俺ミノタウロスを妨害する役目みたいだ。



「ねぇ、やっぱりバルムンクに来てもらうのは無理かなぁ」


「無理だろうなぁ・・・・・・」



確かに、バルムンクが来てくれるならこれほど頼もしい事はない。ないのだが・・・・・・

自分のステータス画面を開き、召喚対象に表示されているバルムンクを見る。



『バルムンク LV 150 状態:泥酔』



LVが元に戻ってますよ、バルムンクさん。

いやぁ、俺初めて見たよ。

サモナーが召喚獣出す前に既に状態異常になっているの。

アニメでもゲームでもこんな展開は見た事ない。


召喚する前から使い物にならない召喚獣。

ここ最近『あれ、俺の職業何だっけ?』って思っている俺は別に間違っていはいないはずだ。



「そっかぁ。そう言えば私もシズもカンパネルラとレベル上げしたからある程度スキル取れるでしょ?何か新しいスキル取ってる?」


「いや、そういえば何も取ってないな」



そういえばカンパネルラにパーティで戦う際のポイントを教えてもらいながらレベル上げをしたんだった。

ユズキは冒険者LV12で俺はサモナーLV10代理人LV10まで上がっている。


取れるスキルがある程度増えて、何をとればいいのかをカンパネルラにアドバイスしてもらいながら考えていて、結局まだ何も取っていなかった。



「えー、勿体ない。折角だからさ、お互い新しいスキル取ってミノタウロス戦でお披露目しようよ」


「分かったよ。とはいえ、新しいスキル取ってもミノタウロス相手だと付け焼刃でしかないだろ。何か策あ

んのか?」


「うん!まぁ賭けではあるけど、無いわけじゃないよ」


「そっか。さっきユズキが言ってた通りに俺が妨害しとけばいいのか?」


「うん。お願いするね」


「ハイハイ、任されたよ」



どうやら釣りの前に一戦交えないといけないらしい。


楽しい釣りのハズが、どうしてこうなった・・・・・・。



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