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クリスマス番外編2

遅れましたが、クリスマス番外編です。

若干のネタバレを含みます

「すまん!待たせた!ハァ、ハァ」


「いえいえ、私も今来た所ですよ」


「そ、そうか?そりゃ良かった」



スーパーの前で待っているとものすごい勢いで走ってきた薫。


恐らくギリギリまで寝ていて、慌てて飛び起きて来たのでしょう。


とはいえ、私が来てからそれほど時間もたっていないので、別に待たされたわけでもないのですが。


「さて、入るか」


「そうですね」


そう言ってスーパーに入っていきます。


今日はここに買い出しに来ました。


今日の夜中から紫月君の家でクリスマスパーティーをすることになっています。


料理は用意してくれるようなので、私たちはお菓子や飲み物を買って行くことになっています。



「そういや恵はプレゼント交換の品、決まってんの?」


「ええ、一応は」


「マジかよ。あー、どうすっかな」



今回のクリスマスパーティでは各自でプレゼントを用意して、交換する事になっているのです。


勿論前もって準備していたのですが、かなり大変でした。


何しろプレゼントを用意してくるのはいつものメンバーなのです。


紫月君はまだ安心できるのですが、それ以外は、何というか、正直不安です。


特にこの企画の立案者である葵君なんかは



『プレゼントでござるか?そんなに悩まなくてもいいでござるよ、委員長。ある程度誰でも喜ぶもので、外れても周囲の笑いをとれるようなものであれば何でもいいのでござるよ』



なんて言って逆にハードルを上げてましたしね。


散々悩んでなんとか選びはしましたけど、他の皆がどんな物を持ってくるのか不安でもあります。



「じゃあそれも今から選びますか?」


「そうだなぁ。ま、少し見てみるとするかねぇ」



そう言いながらお菓子のコーナーを一通り見ていきます。



「そういや紫月の家こたつ出したって言ってたな」


「あ、そうなんですか?」


「ああ、この前学校で『こたつの魔力に抗えませんでした』って言って遅刻してたしな」


「そう言えばそうでしたね・・・・・・」



基本的に真面目な紫月君ですが、寒いのが苦手なようで、夏のプールと冬の間は駄目人間になってしまいます。



「紫月達の準備ももう終わってる頃だな。今頃は柚と一緒にこたつでぬくぬくしてる頃だろうよ」


「まぁ、あの二人ならそうでしょうね」



あの二人のことです。


準備が間に合わずに焦っている事はないでしょう。



「さて、さっさと買い物済ませて、時間まで映画でも見ているとすっかな。昨日何本か借りたんだがまだ見終わってなくてな」


「あ、いいですね。私もいいですか?」


「ああ、構わねぇよ。って、そういやホラーダメだっけか?」


「そうですね。そういう薫も恋愛系が苦手でしょ」


「ああ、どうも苦手だな。何かむず痒いんだよな。じゃあコメディにすっか」


「何か面白いの借りたんですか?」


「ああ、葵からオススメされたやつがあってな」



そうやって話ながら買い物を済ませていった。




***



同じ時間、たまたま買い物に来ていた茜はこう語る。



「ええ、声をかけるのが躊躇われるほど幸せな空間がそこにはありました。私ですか?無理無理、入っていけませんよ。「リア充爆発しろ」と言う気も起きませんでした。これが初々しいカップルなら精一杯からかう所ですが、もうあれ夫婦としか言いようがないじゃないですか。よその家庭に踏み込んで行く勇気は私にはない——あ、待って薫にぃ、私が悪かったから、もう言わないから、あたたたた!?」





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