第11話 超級ダンジョンの攻略生配信 中層部
「室長、いまがブラッククラウンを追い詰めるのに最適な時なので私が残した引退前に残した資料で、下部ギルドや取引の有る人間を捕まえるチャンスですよ」
「いま逮捕するのかい?、もうちょっと様子を見るべきじゃないかい」
「雫の攻略で物質的資産や情報資産が下落する今がチャンスですよ」
「まさか雫君とやらの超級ダンジョン攻略は君の差しがねかい」
「奴らの仕掛けた罠によりスキルの多くを封印された仕返しですよ」
「封印は僕達では解除出来なかったからね、まあいい、このチャンスにブラッククラウンを追い詰めるよ」
「じゃあ、その様に進めるよ」
そう言って電話を切ります。
「スキルの封印はこっそりと雫に解いて貰って居ますげどね」
***
「今日は前回の続きですわよ」
超級ダンジョンの中層で配信を始めました。
ダンジョンを歩いていると部屋を発見しました。
部屋に入りますとオークキングとその配下のオークジェネラルやオークメイジ等の大群がいました。
「そろそろ私も武器を使いますわ」
そう言いながらアイテムバッグから刀を2本取り出して二刀流でオーク達の相手をします。
オークプリーストが居るので一撃で斬り倒します。
オークメイジとオークアーチャーの遠距離攻撃を回避しながら順調に倒します。
〝オークジェネラルやオークキングが居ると統率の影響で倒すのが難しい筈だけどなあ〟
〝魔法や矢の性で乱戦に成っているのにドレスにさえ触れられないな〟
大群を倒しきると大量のドロップアイテムと其なりの数の宝箱がありました。
ドロップアイテムと宝箱の中身を回収すると次の部屋へと向かいます。
〝見た限りだとドロップアイテムが多すぎないか〟
〝それを言えば宝箱が出過ぎだよなあ〟
〝いくらオークキングに率いられた群れとわ言え宝箱は普通は出ないからなあ〟
そうして各部屋を攻略して回り大量の敵を倒して、大量のドロップアイテムと大量の宝箱の中身を回収していきます。
〝やっぱりドロップ率が全て多すぎて笑いがでるな〟
〝宝箱を毎回見るって普通じゃないな〟
そしてボス部屋に向かうとオーガキングとオーガジェネラル、オーガファイター、オーガメイジ、オーガアーチャー、普通のオーガと大量の的群との戦いでした。
乱戦に成りますが無駄無く回避しながら順調に倒していきます。
そして最後にオーガキングを倒すとこれ又、大量のドロップアイテムと大量の宝箱が出ました。
〝この量のドロップアイテムとあの数の宝箱はもう笑うしか無いな〟
〝確率とは何だったんだろう〟
全てのドロップアイテムと宝箱の中身を回収すると下層への階段の有る安全地帯に入ります。
「それでは次回は下層への挑戦となりますわ、次回をお楽しみに」
〝自分達のダンジョンの秘匿情報を配信で世界中に公開とはブラッククラウンも涙目だな〟
そうして配信は終了しました。