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夢幻泡影(むげんほうよう)  作者: 赤坂純美麗
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第29話 未来の行方を占う試金石3

【夢の異世界編】

冬夜「じゃあ、次はリーサに審判をお願いするよ、俺とカグヤで模擬戦を行う、カグヤ準備はいいかい?」

リーサ「えぇ、大丈夫よ」

カグヤ「お願いします」

リーサ「それでは、開始!」

カグヤは炎属性の矢を放った。

冬夜「はぁあ!」しかし、カグヤの攻撃は簡単に弾かれてしまった。

カグヤ「え?嘘でしょ?」

冬夜が銃撃を放つが、カグヤはそれを避けた。しかし、次の瞬間にはカグヤの後ろに冬夜が現れて、回し蹴りを放つ。カグヤはそれをギリギリのところで避けたが、バランスが崩れてしまった。

冬夜「よく避けたな」

冬夜は素早く銃を構え、カグヤに向かって模擬弾を発砲した。そして、銃弾は見事に命中した。しかし、カグヤは空中に水のシールドを展開していたため無傷だった。

カグヤ「よし、行くよ!」そう言ってカグヤは両手を前に出し、手を開いた。すると、そこから無数の火球が現れた。

カグヤ「いっけ〜!」

そして、火球はそのまま冬夜に全方向から襲い掛かった。しかし、冬夜は水属性の銃弾を上空に放つことで防いだ。

冬夜「これでどうだ!」そう言うと、冬夜の身体が光り出したかと思うと、一瞬にしてその場から消えた。そして、カグヤの背後に回り込み、背後から攻撃した。

カグヤ「きゃ!」そのまま吹き飛ばされたカグヤは地面に倒れ込んでしまった。

カグヤ「いたーい!」

冬夜「すまない、カグヤ、大丈夫か!?」

カグヤ「うん、なんとかね」そう言いながら立ち上がった。

カグヤ「今度はこっちの番だよ!」カグヤは詠唱を始めた。

カグヤ「我が名はカグヤ、我に従い、敵を殲滅せよ、〈フレアー〉!」すると、カグヤの手から炎が出現し、その炎は徐々に大きくなり、やがて大きな火の玉になった。

カグヤ「いけ〜!!」

カグヤはその巨大な火の玉を冬夜に向けて放った。

メアリ「ちょっと、カグヤ、ご主人様はまだレベル4なんですよ??」

冬夜「くっ!」その攻撃を何とか避けることに成功した。しかしその隙にカグヤが迫ってきていた。

カグヤ「今度こそ当たれ〜」

再び放たれたその攻撃に冬夜は再び回避行動をとった。だが、冬夜の動きを予測していたのか、先ほどよりも速い速度で迫ってきた。

冬夜やばいなそう思った冬夜は咄嵯に近くにあった木の裏に隠れようとしたが、既に遅かった。

カグヤ「もう遅いよ!」そう言ったカグヤの右手からは炎の槍が形成され、それが冬夜を襲った。

リーサ「そこまでだ」

冬夜「いてて、流石にカグヤの魔法力は凄いな」


リーサ「お疲れ様です、それにしてもカグヤのあの魔法はなんですか?」

冬夜「あれはカグヤのオリジナル魔法なんだろうな」

カグヤ「オリジナル魔法って何?、何しろ夢中だったから」

冬夜「自分のイメージ通りに魔法を発動できるんだ」

カグヤ「へぇーすごいね!」

冬夜「カグヤ、ありがとう、でも俺はまだまだのようだな」

メアリ「カグヤさん凄かったですよ」

カグヤ「ありがとう!でも、冬夜はレベル4だし、あれだけ戦えるのほうが凄すぎだよ」

リーサ「そうですね、でもカグヤも以前より強くなっていますよ」

冬夜「そうだ、カグヤはさっきの魔法をすぐに習得できたけど、メアリはできないのか?」

カグヤ「うーん、できないみたい、やあっぱり騎士だからね、聖魔法や物理攻撃なら習得可能かも」

メアリ「そうなんですね」

冬夜「そっか、まぁ成長の可能性が広がったしいいんじゃないか?」

カグヤ「うん、そうだよね」


冬夜「じゃあ、次は俺とメアリで模擬戦を行うよ、準備はいいかい?」

メアリ「本気で行きますよ!」

リーサ「それでは、開始!」

カグヤ「がんばれ〜二人とも!、私は見てるね」

冬夜「いくぞ!」


冬夜は銃を二丁構え、それぞれ模擬弾丸を連射で放った。


メアリ「回避できる!」、メアリはその弾丸を全て避けた。

冬夜「なかなかやるな」冬夜は銃撃を止めて、メアリと接近戦で戦うことにした。

冬夜「はぁあ!」冬夜は銃を乱射しながら、高速移動した。そして、メアリの周りを走りながら攻撃を繰り返した。

しかし、その攻撃は全て避けられてしまった。しかし、冬夜はすぐに後ろから剣を振り下ろした。

メアリ「はぁっ!」メアリは振り返ると、冬夜の振り下ろされた剣を受け止めた。

そして、二人は鍔迫り合いの状態になってしまった。

冬夜「まだだ!」冬夜はさらに力を加えて、押し切ろうとした。

メアリ「うぅぅ……」


そして、ついに冬夜の攻撃が当たりそうになったその時、突然上から水が降ってきて、冬夜とメアリが濡れた。


総当たりの模擬戦は終わりを迎えた。


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