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夢幻泡影(むげんほうよう)  作者: 赤坂純美麗
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第21話 焦り

【夢の異世界編】

冬夜「ん?あれ?なんだこれ・・・」、ステータスが変化していることに気づいた。

冬夜は驚いた表情を浮かべている。


冬夜「なんか知らない間に新しい称号が増えてるぞ?」


(まっ、称号が増えたところで強さは変わらないと思うけど・・・雪籐からスキルや能力を取り返せないかなぁ・・・とほほ)


カグヤ「本当だ・・・冬夜何か変なことした?」

メアリ「まさか、ご主人様に限ってそんなことはありませんわ!」

冬夜「ああ、そうだよな・・・」


(俺は特に何もしていないはずなのに・・・どうしてだろ?まぁ気にしないでおくか・・・)


冬夜は疑問に思いながらも深く考えるのをやめた、称号に興味はなかったから。


カグヤ「それより、この世界にも私たちの仲間がいるのかもしれないよね」

メアリ「そうですね、その可能性は高いと思います」

カグヤ「じゃあ早速探してみようか、冬夜の傷が治るまでは、ゆっくり休んでいていいからね!」

冬夜「そうだな、異世界から召喚されている人はまだ多数いるもんな・・・」

冬夜「うん、じゃ頼むよ」、冬夜は二人を見送って、再び眠りについた。

冬夜「あれ、夢の世界から現実の世界に戻れない・・・だと!?」、目覚めるが、状況は変わらず、最後に眠った部屋のままだった。

カグヤ「あっ起きたんだね!冬夜!」

メアリ「お加減はいかがです?ご主人様」カグヤとメアリが部屋に入ってきた。

冬夜「えっと・・・二人ともどうだった?」

メアリ「修行が終わりましたので、帰ってまいりました。」

カグヤ「私は仲間の手がかりを探しに行ってたんだけど、ちょっと興味のある話が聞けてね、冬夜に話しておきたくて、いったん戻ってきたの!」

冬夜「そうだったのか・・・ありがとう」冬夜は少し申し訳なさそうな顔でにっこりとほほ笑んだ。

冬夜「メアリ、お疲れ様、よくがんばったね!」、冬夜はメアリをねぎらった。

冬夜「それでカグヤ、それでどんな情報があったんだい?」

カグヤ「うん、今の世界では、人族以外の種族もいるみたいなんだけど、その中には、エルフやドワーフなどの亜人と、獣人や魔人もいるらしいの」

冬夜「ふむ・・・」

カグヤ「そしてもう一つ、この世界は冬夜の元いた世界と同じような惑星で、太陽の周りを回っているっていうことだよ」

冬夜「そうか・・・」

カグヤ「うん、だから私たちは、冬夜と同じように転移してきた人たちを探すしかないね」

冬夜「そうだね、俺もそろそろ行かないといけないな!」

カグヤ「まだ無理しちゃだめだよ!それに・・・」

メアリ「そうですよ、ご主人様はまだ万全ではありませんから」

冬夜「わかってる、でも早くしないと・・・ね・・・」


冬夜はすこし焦っていた、自分の命のタイムリミットが迫っていることを感じていたのだ。


カグヤ「冬夜・・・本当に大丈夫なの?」

冬夜「うん、今はだいぶ楽になったから、明日には動けると思うよ」

カグヤ「そっか、よかった!」

冬夜「この先も、俺は危険な旅を続けることになるが、二人はどうする?」

メアリ「もちろん私はご主人様についていきます!」

カグヤ「うん、そうだね、私も一緒に行くよ」

冬夜「わかった。それじゃ明日は三人で行動しようか、準備を整えたら出発しよう」

カグヤ「うん!とりあえず私は武器の準備をしておくわね!」

メアリ「わかりました。私は食料などを調達してきましょう」

冬夜「手間を掛けて悪いな、頼むよ」


次の日になり、冬夜たちは街を出ることにした。


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