ムーミュのエピローグ
ムーミュ視点です
「ねーね?ねーねだ!やった!久しぶりに会えたよ!」
ガチャッ...っと言う扉を開く音にわしは顔を上げた。
元気そうに現れた妹に思わず頬がほころぶ。
「まったく...ワシに心配かけさせよってからに...」
「そっそれは...えと...」
「ふっ...おかえり。」
「あ...うん!ただいま!」
飛びついてくる妹を優しく抱きしめてやる...一時はどうなるかと思った。
生贄になるだとと言い出し勝手に死のうとした妹の頬を片手でぐにぐにして、妹の体温を感じながら、ファフに声をかけられたあの後の結末を思いだす。
どうやらホワトラはワシに連絡を入れる前にファフに先に連絡を入れていたらしい。
その連絡を受け取ったファフは、転生と転移の権能を持つ女神とゼウスという神に生命の精霊の現状を伝えた。
その現状を知った神は、神族法に引っかからず生命の精霊を何とかする方法を模索。
最終的には、生命の精霊を再び生命の精霊として転生させることで解決したんだとか。
その後は転生した生命の精霊が生命力の不足回復を行い、今では窓から覗く空は綺麗な澄んだ青をしている。
ファフももうすぐ浄化スキルがレベル10になるとかで、もうすぐアイスを復活させられそうらしい。
「ぅへ...うへへ...ねーねー...」
「なんじゃ、キモイ。」
「きっ...キモイとは酷いよ!ボクはねーねのことが大好きなのにさ!」
昔はワシの気を引こうとイタズラをしていたらしいミュームがこんなにもデレデレしていると違和感がすごい。
「ボクは正直になることにしたんだ!もう死ぬ必要も無いし!この際ずっとねーねとベタベタってしようかなって...」
ガチャッ...
「それは...家族や姉妹を超えたものを感じますね。」
呆れた様子で部屋に入ってきたアカナは、
「ミュームさん、いくら妹だからといってムーミュ様を全部奪っていくのは許しませんよ?半分こです。」
っと驚きの発言をしてきた。
「なななっ...アカナ何変な冗談を言うんじゃ?」
「冗談ではないですよ。前に言いましたよね。私は自分の命よりムーミュ様の命の方が大切だと...」
「む...アカナは強敵かも...仕方ないな。今は半分こだよ?」
親友だと思っていたアカナと妹に自分の取り合いやら半分こやら言われムーミュはその状況の整理が出来ず目をグルグルまわした。
主人公、メインヒロインの次に登場回数が多かった気がするムーミュさんのエピローグです。




