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世界を救う方法

ムーミュ視点です

「...うげっとは酷いよ!このボクは、ねーねの実の妹だよ!?」


 通信機から聞こえてくる妹の声。それはとてもわしの声に似ている。


 いや声だけでは無い。実の妹ミュームの見た目は姉妹だけあってかなり似ている。


 わしより幾分か背が低く、胸がまな板、髪がボブカット、それ以外はほぼほぼ一緒と言っていいほどじゃ。


「はぁ...ミューム...お主がわしの部屋でやらかした問題の数々...忘れたとは言わせんぞ?嫌われて当然だと思わぬか?」


「あ...ぇと...ねーね?うっ...ごめん...な?」


「はぁ...冗談じゃ。今のでちょっとでも悪いと思ったならもう辞めるのじゃ。お主もいつまでも童ではあるまい?」


 何度も悪さをされた思い出あれども、実の妹をそうそう嫌ったりせん。


「うにゅ...昔はボクも悪さばっかだったよ。でも、ねーねが商業ギルドマスターになってからは、心を入れ替えたんだ!意地悪してても気が引けないって気づいたから!」


 む?...気がひけない?


「......は?どういう事じゃ?」


「ぁあ!んー!えと...!...」


 口が滑ったっ!って感じの慌て方が通信機越しに伝わってくる...それはそうとして、気が引けないとはどういうことじゃ?


「むぅ...ねーね?今から変な事言うね?」


「む?なんじゃ?」


「昔から...ねーねのことが好きで...気を引きたくて、カッコイイって言われてた厨二病したり、意地悪したりしてた...」


 ...ん?え?んんん...ん??


 え?それって...実の妹がわしのことを好き!?姉妹じゃろ?嘘じゃろ?


「変だと思うけど...今しか言う機会もうないと思うから...」


「いやまて!今しかってどういう事じゃ!?」


「世界を救う方法...ボクが生贄になるしかないから...ね。」


 ...は?


「生命の精霊さんはね。もう限界なんだって...魔神が吸う生命力の不足を必死に働いて補ってたけど、もう過労で体が動かなくなっちゃったんだって。だから、この世界を維持するには生命の精霊を代替わりするしかないって...代替わり出来るのは...精霊と近い存在だけ...ボクは精霊通信のスキルがあるから、存在は近くて代替わり出来るってだから...」


「なっ...そんなのお主がやらなくても...!」


「ボクしか居ないんだよ。ボクは...ねーねが好きだから、ねーねのためにボクは自分の命を捨てられるんだ。」


 ツーツーツー...


「おい!おい!!...ぇ...きれた...な...ん...で?うそ......なぜ...じゃ...」


---私ね。世界とファフなら、私はファフを取るよ。だってファフのいない世界なんてもう考えられないもん。


---私は家族と世界なら、悩みに悩んで家族を選んじゃうかも...王女以前に人だしね。


---皆、自分にとって大切な方を選ぶんじゃ。ファフの悩みは薄情でも何でもないぞ。


---私なら自分の命よりムーミュ様が大切なので、世界とムーミュ様なら迷わずムーミュ様です!


 頭によぎる、数日前にファフ達と話した、どちらを選ぶかの話...


 わしは?わしは...自分の意見を言ってない?


 わしなら?どちらを選ぶ...?


---好きだから、ねーねのためにボクは自分の命を捨てられるんだ。


「わしは...........家族を......選びたい。」












「なら選ぼうぜ?」


「えらぼー...ぜ?」


 振り向いたそこには、膝ぐらいまで伸ばした白い髪に、青い目の美少女と、白地にピンク色の水玉模様のモコモコダボダボパジャマを着たどこかワシに似た雰囲気の美少女がいた。

いやーこういう登場シーンって憧れますよねw

振り向いたらかっこよく居るみたいなw

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