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記憶  作者: ミカクニン
第二章 −泡沫の思い出−
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第20話 −戦闘訓練所−

第二期!!!!!おめでとう!!!

「わぁ〜、すごい!人がいっぱい!」


僕は今、城下町じょうかまちと言うところに来ている。ここに来る前のどの町よりも建物たてものが多く、どこを見ても人だらけなのである。


「はぐれるなよ。」


おじさんは、我が子を心配しんぱいするかのように言う。


「わかってるって〜。」


そう言いながら、見たこともない景色けしきに目を見張みはる。


「おじさん!あれは何?」


「あぁ、あれはな...」


「じゃあ、あれ!」


「あれは...」


こんなかんじの問答もんどうを何回も繰り返し、目的の場所に着くころには、おじさんは疲れているようだった。


「なんか、おじさん疲れちゃったよ...」


「大丈夫?おじさん。」


「あ、あぁ。なんとか...」


「それよりも、ここは?」


目の前には、この街の中でも一際ひときわ目立つ、二階建ての大きな建物たてものがあった。その周りにも、いくつかの小さい建物があるのがみえる。


「ここは戦闘訓練所せんとうくんれんじょと呼ばれる場所だ。」


戦闘訓練所せんとうくんれんじょ?」


「あぁ。この王国にいる兵士たちは未熟者みじゅくしゃ熟練者じゅくれんしゃ問わず皆ここで訓練をしているんだ。二階部分も訓練場所くんれんばしょになっていて、この建物の周りにある小さな建物は兵士たちのりょうになっているんだ。」


「すごい...」


「ここでずっと話してるのもあれだし、中に入ろうか。」


「え、いいの?」


「確かに一般人いっぱんじんは入れないが、嬢ちゃんには俺がついてるから大丈夫だろ。さ、行こう。」


まだ少し不安ではあるが、とりあえずおじさんについて行くことにした。


「わぁ、すごい...」


中へ入ると、戦闘訓練せんとうくんれんをしている場所とは思えないほどとても広く、きれいで豪勢ごうせいつくりをしていた。ふと、前方に目を見やると、受付?をしている女の人がいた。


「おかえりなさいませ、少佐しょうさ。」


「おう。突然だけどこいつ中入れてもいいか?」


「新しい訓練兵くんれんへいでしょうか。」


「そうそう、そんな感じ。」


「それでしたら、どうぞ。中へお入り下さい。」


「ありがとな。」


え、そんな簡単かんたんに入れちゃうの?セキュリティ甘すぎない?大丈夫?


「ん、どうした?嬢ちゃん。」


「いや、なんでもない...」


「もしかして、「こんな簡単に入れちゃうなんて、セキュリティ甘すぎだろ!」とか思ってるだろ。」


「え、なんでわかったの...」


おじさんはもしかして、心を読める人なのか...!?


「なんとなく、だな。」


おじさんはドヤ顔でこちらを見る。


「まぁ安心しろ。お付きのものが"俺"だったらの場合だ。そうじゃなきゃ簡単かんたんにはとおさせてもらえない。」


「おじさん一体何者なの...」


「ふっふっふ...聞いておどろけ!俺は───」


「あー!やっぱりだ!!ヨウ〜!!」


おじさんが何かを言おうとしたその瞬間しゅんかん、どこからか女性らしき人の声がこの広い空間くうかんひびわたる。

まわりに居た人たちも、おどろいた様子ようす一斉いっせいにこちらを見る。


「この声は...」


おじさんはそう言いながら、声のした方へと顔を向ける。声の正体しょうたいが気になるために、同じ方向へと顔を向ける。


「久しぶりだな、ヨウ!!」

これからもどうぞ、宜しくお願い致します

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