2話 太陽系会議
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地球「え、なら、月…くん?」
月「うん、月”くん”だよ」
可愛い顔つきだし、髪長いし、声高いから
てっきり今まで女の子だって思っていた……。
月「一人称で分かってくれるもんかと」
地球「いや、女の子でも一人称ぼくの子とかいるじゃん…」
月「それはゲームとかアニメの中だけだよ、夢見すぎ。
…?…?!まって、今、人間の頃の記憶が…少し…」
地球「えっ?!トラウマに触れちゃった?!大丈夫…?」
月「いや、大丈夫。トラウマ、というよりかは
楽しかった思い出が少し…。
ぼく、ゲームが好きだった人間だったんだろうなぁ。
色んなジャンルのゲームを、…誰かと遊んでいた気がする。」
月くんは興味深そうに考え込む……。
月「…だめだ、誰かは思い出せない。大事なことなのに…。
でも、トラウマを刺激する以外にも
楽しかった事を思い出させることが出来るんだね、面白い。」
…そういや、自分の近所にゲームが
大好きな頭がいい、小学生がいたなぁ。
…対戦ゲームでボコボコにされたなぁ…。
月「…おっと、思い出に浸ってる場合じゃない、
ぼくたちはお仕事はしなきゃ。
まだ終わってないよ、でもあともう少し。」
地球「頑張ろうね!」
月「ひとつだけ言っとくね、
天体は自分の星とリンクしてるから
例えばの話、地球が酷く取り乱したら
地球のどこかで大災害が起きてしまうかも。
正直、他の惑星たちは住んでいる生き物がいないから
どれだけ取り乱してもあんまり影響はないけど、
地球は色んな生き物が住んでる、
だからあまり取り乱さないようにね。」
地球「わ、分かった…。情緒不安定だけど、頑張る…。」
月「安心して、地球のメンタルケアはぼくがやるから」
地球「カッコイイ…。惚れちゃいそう…。」
月「…まぁ、そう言われて悪い気はしないかな。」
それから自分たちは、お仕事…地球の巡回をやって、
月「お仕事おしまい、みんなのとこに行こう〜。」
と、言われた後、月くんが手を握れと言わんばかりに
手を自分に差し出してきたので、握ったら…。???
あれ…ここは…。
月「太陽系は広いからね。
天体は行きたい場所を想像するだけで
瞬間移動ができるんだよ。
手を繋げば一緒に瞬間移動出来るってわけ。
…そして、ここは天体たちが交流する場所だよ。
よくみんな集まってるんだよね」
確かに、さっき見た天体たちがいた。
…自分と月くんを合わせて10人もいるのか…。
まぁ当然か。恒星と惑星、衛星を合わせて10個だからなぁ…。
月「今から会議もどきが始まるよ。ただ巡回してて変化が
あったかなかったか言うだけだけど…。」
月くんがそう言った後、幼い女の子の天体が司会をし始めた。
水星「皆さん、お疲れ様です!水星です。
今日も太陽系会議、初めていきましょう!
…太陽、あなたも司会、頑張ってくださいよ…」
太陽「えー…、喋るのは水星の方が得意ではないか」
水星「…本当にリーダーの自覚あるんですか…、
まぁ、いいでしょう。それでは皆さん、報告お願いします!」
金星「はいはーい!あたしの気分が高すぎて気温と風が
すこーし高かったのと強かったかな!」
水星「元気なのはいいですが落ち着いてくださいね、
あと、返事は2回もしなくていいです。」
火星「いつも通り、寒かったよ!」
木星「今日も特に変化はなかったかな」
土星「わたくしもですわ」
天王星「今日も相変わらず夜だったよ、
いつになったら昼になるんだろうね。」
海王星「…別に特に。」
水星「金星さん以外は特に変化はないようですね。
水星も、特に変化はありませんでした。
…太陽、報告お願いします。」
太陽「いつも通りメラメラしてたぞ」
水星「それは良かったです!…さて、最後に。
さっき来たばかりの地球さん。報告をお願いします。
難しいようでしたら、
月さんがまとめて報告してくれてもいいですよ!」
月「ぼくに任せてっ。」
月くんは小声でそう言ってから、
月「月は特に変化なし、地球は一部の場所が小雨だったよ。」
水星「ありがとうございます。…地球さん、
現れた時、転落死しただの、名前があるだの言って
パニックになっていたのに、よく小雨で済みましたね。」
地球「…はぃ…。」
水星「…まさか、嘘をついていますか?
正直に言ってくれますか?」
地球「多分…外国で震度3ぐらいの地震がありました…。」
水星「…月さん、地球さんを
庇いたい気持ちは分かりますが、嘘はよくないですよ!
次からこんなことないようにしてください。」
月「ごめんなさい〜。」
太陽「それじゃ、早く会議終わらせようじゃないか、解散!」
水星「最後だけ仕切らないでください!
…?!…?今の、何…?」
月「地球ってば、すぐ気持ちが顔や声に出るんだね。
ぼく頑張って隠そうとしたのにさ。」
地球「あの…ごめんね。」
月「謝る必要ないよ。正直者の地球、好きだよ。
…さて、早速誰かの記憶を蘇らせたいところ…。」
地球「誰がいいんだろう…?
自分、天体たちの性格とかまだよく理解してなくて…。」
月「そこはぼくにおまかせを。…やっぱりあの子かなぁ。」
月はとある天体を指さす。その人物とは…。
火星「なんかおいしいもの食べたいなぁ〜!
金星さん、一緒に何か食べない?」
火星…くん?だった。第一印象は明るいって感じの子。
月「あの子、簡単そうだから
最初にやるなら火星くんかなって。
…しかもあの子、なんか闇深そうだから
あの子の記憶を取り戻したら、他の天体のトラウマとか
刺激しやすそうだなって。」
地球「なるほど…。」
月「つまり、イージーモード…。」
地球「ほんとにゲームが好きなんだね。」
月「大好き!…まぁ、1番目に攻略するならあの子かな。
早速行こう、世間話を混ぜながら慣らしてから
トラウマに踏み込んでいくんだ。」
地球「…明らか楽しんでるよね。」
月「うん!!!」
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太陽さんの資料
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水星ちゃんの資料
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