13話 きみに暴れたかった
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太陽「ちょっと、いいか」
地球「ひっ?!なんでしょう?!」
月「驚きすぎ〜」
いきなり自発的に太陽さんが
話しかけてきたのでびっくりした。
太陽「怪しんでいるわけではないが…。
お前ら、何かをやっているだろう?
それが何か教えてほしい。
…水星がおかしいことを言うんだ、
我を見ていると、誰かわからない記憶が蘇る…と。」
月くんが太陽さんに詳しく説明してくれた。
自分たちは、人間だった天体たちの記憶を取り戻して、
みんなで成仏することを目的にこんなことをしている…と。
太陽「なるほど、やはり怪しいことではなかったか。
我もなぜこうして、恒星として生きているのか、
意味がわからなかったから、我にも
人間の頃の記憶があるなら一安心だ…。
ちゃんとここで生かされてる理由があるなら良かった。」
地球「記憶、思い出す時、かなりしんどいんだけどね…。」
月「ここまでこのことに対して、安心してる人初めてみた。」
太陽「太陽系での、生活が終わるのだろう?
いいことではないか。…我、目的もなく、
毎日毎日同じことをするのは飽き飽きしていたんだ」
月「いや、サボってばっかじゃん」
太陽「これでも、仕事はしている方なんだぞ。
とりあえず…。教えてくれてありがとう。
きっと、我や水星は最後にくるんだろう、
楽しみに、待っているよ…。」
太陽さんはそう言ってから、去っていった。
地球「…あんなに喋れるもんなんだね、太陽さん。
それにしても不思議だなぁ……。」
月「…太陽さん、意外と、
天体たちを見守っているのかもね。」
金星「どうも〜。2人とも、攻略は順調?」
火星「どうも〜!」
相変わらず、この姉弟は気さくに話しかけてくれる。
地球「ど、どうも…。まぁ、今のところ、順調だよ。
木星さん、天王星さんの記憶を取り戻したし…。」
金星「天王星くん?!…よくあの子を攻略できたね……。」
月「瞬殺してやったよ。」
金星「あはっ、月くんの言葉選び好きだわ〜。
なら、次は海王星ちゃんかな」
火星「順調そうなら良かった!みんなで頑張ろうね!」
木星「天王星さんの記憶を取り戻した…?!」
土星「すごいですわね!あの方難アリで難しそうなので…。」
月「瞬殺したよ。」
木星「…しゅんさつ?何それ……」
土星「瞬殺だなんて!クレイジーですわね〜!!」
…月くんと話が合う人は、ちょっとやばい人だと
思っている…。…口が裂けても言えない。
木星「と、とりあえず。次は海王星さんの
記憶を取り戻しにいくんだろう?難しそうだけど頑張ってね」
土星「さてはあなた方!天王星さんの海王星さんへの
好意を利用して攻略しようとしてますわね?!」
木星「こ、攻略…?」
月「ご名答。その通りだよ。」
なぜ土星さんまで攻略って言うんだ……。
良かった、木星さんは常識人だから……。
土星「とても楽しくなりそうですわね〜!
わたくしたち、遠くから見守ってますから、
頑張ってくださいね。」
いきなり静かに喋りだした…。
土星さんって、情緒が不安定だなぁ…。
地球「あ、ありがとう!頑張るね」
月「さてさて、攻略攻略〜」
もう、自分はツッコむのをやめた。
天王星「今から行くわけだね、
ちょっと楽しみにしていたよ。」
月「…キモ。」
天王星「仕方ないじゃないか、真面目に海王星さんと
お話ができるんだから…無理もないだろう?」
地球「ま、まぁ……。」
月「キモさをどんどん顕にしていってるだけだから
あまり喋らない方が身のためだよ。」
月くん、天王星さんに対して辛辣すぎない…?!
海王星さんへの好意の伝え方が気に入らないのかな。
地球「とりあえず、海王星さんの場所へ向かおうか。」
月「きっと太陽さんのようにぼくたちの行動を
怪しむほど、周りは見れていないタイプだと思う。
今回は、天王星さんと地球で攻略してもらおうと思うよ。」
地球「えっ…そっ、そっか、頑張るね!」
まじかよ〜…天王星さん、絶対記憶を取り戻すのを
ほったらかして、普通に喋りだしそう…。
…まぁ、それでもいいか。のんびりやった方がいいし…。
天王星「攻略?何だか恋愛ゲームみたいだね。
僕と海王星さんの…ふふふふ……。」
月「…天体って死ぬのかな。
…犯罪者は、生かしておけないな。……。」
地球「早まらないで?!天王星さん何にも悪くないよ?!」
天王星「酷くないかい?!まぁ、とりあえず行こうか。
海王星さんは天王星の近くか、
海王星の近く辺りにいるんだ。」
地球「それじゃあ、お願いします。」
月「頑張って〜」
自分は天王星さんと手を繋ぎ、天王星さんが指を鳴らすと、
自分たちの姿は消えた。
月「…どうしよう、ぼく、自分自身で
トラウマ分かっちゃった…。ぼくは…そうか。
…地球、…いや、
藍霧…兄ちゃんに暴かれたかったなぁ…。」
水星「怖いです…知らない記憶がずっと頭をぐるぐるして…。」
太陽「大丈夫だ、そばにいてやるから。」
水星「ありがとうございます…。太陽、大好きです…。」
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