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星環プラネリア  作者: たなばたばたばた
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12/21

12話 RTA、始まるよ〜

閲覧ありがとうございます!

今回もよろしくお願いします

月「ねぇ、地球。」

地球「どうしたの?」

月「天王星さんのこと、ワンパンしてもいいかな」

地球「殴る…?!なんか嫌なことされた?」

月「いやいや、違うよ。

一瞬でトラウマを刺激するの。あの人の…トラウマ、

分かりやすぎて……。

あと、みんな、記憶を取り戻しつつあるから、

長話で責めると、警戒する可能性があるから。」

地球「…なるほど……。例えばどんな言葉?」

月「それはお楽しみ〜、まぁ今回はぼくに任せな。」


天王星さんが周りをキョロキョロ見渡している。

…きっと、海王星さんを探してるんだろうなぁ。

月くんは勝負に勝つ気満々で、

天王星さんに話しかけたと思ったら…。

月「いや〜、天王星さんって《凄い》よね。」

天王星「…?…いきなりどうしたんだい?」

…これは自分が入る隙がない。

ここは月くんに任せよう……。天王星さんはまだ余裕そうだ。

月「もう、姿から《完璧》って、オーラが溢れてる!

あと、その鍛えてる体!お腹バキバキ!

そんなに強そうならば《風邪》とか引かなさそうだよね」

天王星「…あの、僕…用事があるから……。」

おっ、天王星さんの余裕がなくなってきた。

月「きっと《学校》にいたら、《優等生》で、

《テスト》の《点数》も高くて、《学年順位1位》

とかなんだろうなぁ〜!《高スペック》だね!!」

天王星「もうやめてくれ!……はぁ……。

君たちの行動が変だとは思っていたが、

こういうことだったのか…。」

月「どう?全部思い出した?」

天王星「嫌でも…思い出されたよ……。」


僕の名前は、院瀬見海音(いせみかいと)

僕はたくさんの英才教育を受け、

母親に詰められながらも小学受験をして、

頭のいい私立のエスカレーター式の学校に入学してから、

高校生まで過ごし、今は国立大学に入学して、

キラキラした青春を…送っているように見える?


僕は地頭が良かった。記憶は曖昧だけど……。

幼稚園の頃にはもう、割り算が出来ていた気がする。

まぁ、英才教育に力を入れていた幼稚園だからね。

小学受験のために、嫌ってほど勉強させられていたから、

幼稚園児の頃のいい思い出…な…いや、あるか。

先生に褒められて嬉しかった。

…誰も褒めてくれなかったから。


両親、特に父親が僕に勉強を強要してくる。

母親は父親に逆らうと、何されてるか分からないから、

父親と同じように勉強を強要する。

小学受験を合格して乗り越えた時、

母親は「まぁ!すごいわ!今夜はご馳走ね!」という、

言葉を父親は遮り、

「出来て当然、祝ったら調子に乗って勉強が疎かになる」

と、言ったので母親はいつも通りの夕食を用意してくれた。


テストで満点をとっても、学年順位1位になっても、

国立大学に合格しても、父親は「出来て当たり前」

しか言わなかった。母親は父親に従って父親と同様、

何も言ってこない。そして、満点を取らなかった日には、

父親から暴力を振るわれる。

実は僕、

母親は怖くて見守っているだけだった。

僕は体が弱く、風邪を引きやすい体質だった。

父親に激しく暴力を振るわれた後は、

決まって体調を崩していた。

同級生に「院瀬見!98点とかバケモンじゃん!」

「さすが優等生」と、言われても嬉しくなかった。

だって、98点なんて、何されてるか分からない…。


僕は学校ではある程度の

人間に好かれていたと思う。男女関係なく。

女子からも告白も何度もあった。…でも、僕。

自分にしか興味がない人間が好きなんだよね……。


国立大学の授業で何か自分で話題を決め、

プレゼンテーションをして、上位になれば、

単位が多くもらえて、有利になる機会があった、が。

僕は惜しくも…いや、2位だった。

想定通り、父親には暴力を振るわれた。

「出来損ない」「どんだけ金かけたと思ってんだ」…とか。

…バイトも禁止されてるから、一人暮らしもできない。

逃げたい、でも、逃げれない……。……そうだ。

死んで逃げればいいんだ……。


僕は家のどこかにあった業務用の縄で

深夜に…首を吊った。

今まで振るわれた暴力、言われた言葉に比べれば、

こんなの……苦しくなかった……。


天王星「…どう?これで満足かい?」

月「大満足、ありがとう。

なぜ、こんなことをしているか、説明するね。」

月くんは天王星さんに、みんなで成仏することを

目的にこんなことをしているのだと説明した。

天王星「…なるほど、僕たちは人間だったわけだね。

だから、記憶が蘇った。」

地球「…天王星さん。」

天王星「…何だい?」

…明らか不機嫌だ。

地球「あの…自分たちに力を貸してくれないかな…?

みんなで、成仏したいから…!」

天王星「僕が協力して、僕に利益はあるのかい?」

地球「え…成仏できること……」

天王星「それは大前提だろう?何もないなら、僕は」

月「海王星さんの記憶を知ることができるよ」

天王星「?!なんだって?!」

月くんが被せるように、そういうと、

天王星さんはすぐ食らいついた。

…本当に好きなんだろうなぁ…。

月「トラウマを暴くことを手伝ってくれたら、

海王星さんの記憶を暴けるよ。もしかしたら、恋仲に…。」

天王星「…仕方ないな、協力するよ。」

月「ありがとう、…海王星さんのこと好きだよね?」

天王星「い、いや、特に何とも思ってないよ。」

月「《優等生》が嘘をつくなんて〜。」

天王星「っ!そうだよ!僕は!海王星さんが好きだ…」

月「正直でよろしい。」

…月くん、策士だよなぁ……。


月「それじゃあ、天王星さんの

名前と、トラウマ、死因をまとめていこうか。」

地球「その前に!」

月「何?」

地球「月くんが無双状態で自分何にもできなかった…。」

月「今回はぼくに任せてって言ったじゃん。

じゃあまとめるよ。名前は院瀬見海音(いせみかいと)

トラウマは《優等生》、《完璧》

など…たくさんあったよね。死因は首吊り。

……あー!!楽しかった!!

作り物を壊すのって、最高に楽しいね……。」

地球「明らかゲーム…いや、ゲームの域を超えている…。」

月「次は海王星さんだね、天王星さんの力を借りようか。」

地球「もう、残り3人か……」

月「それ、残り2人になっても、1人になっても言いそうだね」

地球「…きっと、言うと思うよ。…お別れは寂しいから…。」

閲覧ありがとうございました!

次回もよろしくお願いします

天王星さんの資料

https://50035.mitemin.net/i1181879/

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