私の高校時代 前編
「なにそれアルバム?」
「うん。高校の卒業アルバム。」
「ふーん、あっ美優見っけ。かわいい。」
「この頃は髪の毛長かったからね」
「髪の毛短くても可愛いけど?美優の可愛さは髪の毛の長さなんて関係ないからね。」
「この頃の彩って嫉妬深かったよね。」
「それ言うなよー」
私は本田彩、私は結婚しています。今はとても幸せな結婚生活を送っていますがたくさんの壁にぶつかりました。そんな壁のひとつを紹介します
「彩、どうしたの?」
と話しかけてきたのは葵、中学時代からの私の親友
「もしかして美優さん見てたの?」
「見てない。」
「えーうそー。美優さん可愛いし綺麗だよねー」
「何の話してるの?」
「あ、瑞稀。美優さんが可愛いよねって話だよ。」
「なにそれ。」
「浮気してないからね?」
「知ってるわよ…そのくらい」
瑞稀と葵が会話している時も私は美優さんを見ていたすると美優さんと目が合ってしまった。美優さんはニコッとする。私は咄嗟に目を逸らした。
「どうしたの?」
「何でもないよ。」
ドキッとした。なんでだろう。なんか嫌な感じ。
下校時間になり
「ねえ、君、君ってば!」
「なに…私ですか…って」
後ろを向いて声をかけてきた人の顔を見ると咄嗟に元の進行方向を向くと歩き出す。
「君だよ、ねえなんで後ろ向くの?」
「私は君じゃありません。彩って名前があります。」
「じゃ彩さん」
「なんですか。」
「やっと返事してくれたー。なんで休み時間のとき目が合ったのに逸らしたの?私悲しかったな。」
「私はあなたのことが嫌いです。だから目を逸らしました。」
「え、なんで?私は彩さんのこと好きだよ?」
え?好き?美優さんが?あたしの事を?
「友達だと思ってるよ。彩さん。」
私はその言葉を聞いて胸が何かで締め付けられるように、なにかが突き刺さったような痛みを味わった。なぜ胸が苦しめられるのか、分からない。でも苦しい。嫌だ。なぜこう思ってしまうの?分からない。自分の気持ちが。
続く




