喧嘩の理由は情事のようで 前編
「ねえ。」
と彩に声をかける。
だが彼女は「知らない!」
と言って一切こっちを見てくれない。
何があったかというと、昨日僕は彩にベッドに誘われた。だがそれを私は断ってしまったが故に今に至る。
「ねぇ…機嫌直してよ…結局夜は一緒に寝てくれないし…」
「あなたが悪いんじゃない。」
「だってあのときは気分じゃなかったし…それに…」
「それになにさ?」
「だって、さ、ほら…」
「なんなの?はっきり言ったら?」
「鈍感!」
「なっ、なによ!もう知らない!」
と言って彩はバン!とドアに八つ当たりするように部屋を出ていった。
「あっ…」
そんなつもりじゃなかった…ただ僕は…。あまり言いたくは無いが彩は激しすぎるのだ…その…アッチが…
だからお互い気持ちよくなりすぎて長くなって…。
とにかく彩に謝らないと、と思い美優はスマホを手に取りLINEを打ち始める。
「「あや、ごめん、冷静になって考えるべきだった…お願いだから戻ってきて…。」」と送信をした。
その頃彩はと言うと、
ライン!
と通知音がなる。気になって見るて彩はムッとなる
「なに?彼女からのメール?」
「そ、」
「なに?喧嘩してんの?2人うっそーあんなラブラブだったのに喧嘩するんだねえ…」
この所は吉田葵、旧姓篠宮、私の古くからの友達。明るくて自由奔放。
「そっちはし過ぎなのよ…ほぼ毎日だったじゃない。」
「あはは、今にしてみればどれも小さい理由で喧嘩してたわ。なんなら今もするのよ?」
「へえ…どんな?」
「あの子すぐじっとしちゃうでしょ?」
「うん。聞いた」
「だからね、友達と遊んだりするだけで、何してたの?連絡してよ?って」
「あの子束縛系だったんだ。」
「うん。でもそんなのも可愛いから付き合ってるんだけどね、ずっと聞いてくるからしつこいなって思っちゃって…でもね、可愛いのよ?すっごく!子供みたいにシャツの後ろ掴んだり、あの子よく噛むから語尾が「にゃ」になったりして!」
と友達が自分の彼女について熱弁してると、
「恥ずかしいから止めてちょうだい…」
と声が聞こえてきた。
「あっ、みーちゃー、んーよしよし迎えに来てくれたの?」
吉田瑞稀、葵の奥さんで私と同級生の子、真面目で学生時代は生徒会長とかしてた、自由奔放すぎる葵にリードを付けた人
「ちょ、止めなさいよ、私っ、あなたよりお姉さんなんだからっ!と」
「えー、でもすぐ追いつくでしょ!」
とイチャイチャしていたら瑞希が声掛けてきた。
続く




