ヘラの策略
アルテミスがアントリュウスに「負けるも勝つも戦う必要ないわ!このチラシなんて、ゼウスが嘘の広告を流したって、ハッキリ説明して、それでも納得しない者は、ほっとけばいいのよ」
タヌキンナ達もそうそうと頷いた。
アントリュウスは、弱い神達の事を考えた。
「でも勝ったら弱い神も助かるし、人間も戦争をしなくても済むよね」
「アントリュウス!絶対戦ってはダメよ!完全に成長するまで待ちましょ!」
「殺されそうになったらギブアップすればいいかも」
移住希望の神々の姿を見てチラシを持ってここまで来てるって事は、あの神達、今まで辛い思いをしてたんだ。
「もし私が勝ったらゼウスは、この広告に書いてある事を守るよね」
アルテミスが言った。
「守るも守らないも試合でゼウスに勝てば、神の世界で一番強いんだから何でも言う事を聞かせられるわ」
「私、戦ってゼウスに勝つ」
「待って!貴女がいずれゼウスを倒す事は私も望んでいるわ!だけどまだ早いのゼウスが攻めて来ないなら戦わないで!余裕を持って貴女の成長を待ちましょ!」
黄金の翼の神殿にミカエルがやって来た。
「アントリュウス様!ゼウスと親善試合をすると、その話しが天界の果てまで届いています!今日は、パネース様の使いで来ました」
天界の果ての神々は、アントリュウスの強さを確信していた!いよいよゼウスが倒される日がきたと、この試合の話しで毎日盛り上がっていた。
アルテミスは、ミカエルに事情を説明した。
「本当に親善試合でこの広告どおりならともかく、断っているのに勝手に宣伝をしているなんて怪しいと言うよりあり得ない事ですね」
アルテミスが、「これからゼウスの所に行こうと思ってるの」
ミカエルが「私が話しに行きましょう」
アントリュウスが「私も行くわ」
ミカエルが「アントリュウス様は、こちらでお待ちください!ゼウス神殿でどのような罠が、仕掛けられているかわかりません」
ミカエルもアルテミスと同じ事を言った。
ゼウスって危険何だと思った。
アントリュウスは、神殿で待つ事になった。
「パネース様の使者である私であれば危害を加えないでしょう!この広告を何故出したのか確認してきます」
アルテミスが、アントリュウスに言った。
「私もいくは、ミカエルと一緒なら行っていいでしょ!ゼウスに直接会って文句を言いたい」
ミカエルとアルテミスがゼウス神殿に行った。
ヘラの所へ案内された、
「あら!アルテミス、何の用?」
「ゼウスに直接会って話しがしたいの?」
「ゼウスは、試合前の調整で誰とも会わないわ!」
アルテミスは、ヘラに怒った顔をしてチラシを見せて言った。
「何故!このような嘘の広告を出したんですか?」
「嘘?アントリュウス様に送った使者達の報告では、親善試合を受けると聞いたわ」
「何を言ってるの?使者達にハッキリと断ったわ」
「使者達が、嘘の報告を私達にしたとなれば、その使者達は、全て死罪ね!こちらで確認しておきます」
アルテミスは、ヘラの悪知恵!?こんな事までするとは
ヘラがアルテミスに言った。「でも天界も人間界も世界中でこの親善試合を楽しみにしてるでしょ
!これは、親善試合なんだから軽くお手合わせする程度ならいいのではなくて」
「そこまで姑息な事を!火のない所に煙を立てる女ね」
「あら、私にそんな口を言えるの?以前の品格のあるお姫様が勿体ないわね!それに素晴らしい護衛ね」
ヘラは、怒りの表情を微かに見せた。
「ミカエル様を護衛としてよこすなんてアントリュウス様が貴女を大切にしているのがわかるわ!貴女一人で来ていたらとっとと殺してあげたのに残念ね」
ヘラとアルテミスが睨み会った。
ヘラは、怒りを押さえた。
ここで、アルテミスと戦っては、親善試合の名目の試合にならなくなると思い話しを換えてミカエルに話しかけた。




