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ファミリアフレンズ  作者: ネコ雲


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13/16

銃使いのケイン

 

 お店に入り四人席のテーブルに座ったルクア達、他のテーブルもお客さんで埋まっており、結構繁盛しているようだ。


 客層は見た感じ冒険者が多く、皆美味しそうに肉料理を食べている。先程出会った男の服装はボロボロのままだ、普通の人なら気にしそうなものだが冒険者達は気にしないみたいだ。


 席に付きルビーが一番に口を開いた。

 「一体何があったんだ?」


 ルビーに聞かれた男は、自己紹介と先程のお礼をした。男の名前はケインと言うらしい、俺達も自己紹介した所で何があったのか話してくれた。

 冒険者として旅をしており今日初めてこの町にきたそうだ、始めは町を見てまわっていたが、途中で騎士達に声をかけられ持っていた武器の銃を伯爵様に献上しろと言われたので断ったが、伯爵様への不敬罪と言われ数人の男から押さえられ、銃を奪われ暴行を受けたそうだ、隙を見て逃げだして追われてた所俺達に遭遇したんだそうだ。


 ルビーが話しを聞き終わった後怒った様子で口を開いた。

「その銃はオリハルコンで造られた物じゃないのか」

「そうだ、先祖代々受け継がれて来た大事な物だ」

「じゃあ何で意地でも取り返さなかったんだ」

「俺には銃を撃つしか出来ないからな、腕っぷしはダメなんだよ」

「銃を奪われる前に撃ったらよかっただろ」

「それこそあんな人が多い所で撃ったら大騒ぎになるだろ」

 それを聞き怒った様子だったルビーは何処か悲しげな表情をみせそれ以上喋らなかった。

 ルビーと比べたらケインは悔しげながらも飄々とした態度だった。


 空気が重いまま食事をしていたら、男が話しかけてきて教えてくれた。

 伯爵は珍しい物や高価な物をコレクションしてるらしくそれで目をつけられたんだろうと、騎士も伯爵へのポイント稼ぎで積極的にそういう品を集めてると。


 ご飯を食べ終えケインと一緒に宿を探した。というよりか手伝ってもらった。ルクアは知識では知っているがやった事がなかったので、どんな宿がいいとか値段についてとか色々教えて貰った。冒険者をしているケインにとっては宿探しぐらいは朝飯前みたいだ。宿もすぐにみつかりそれぞれ個室をとり休む事にした。


 部屋に荷物を置いたルクアはケインが気になり部屋を訪ねた。

「ルクアだ、入っていいか」

「おう入っていいぞ」

 返事があって部屋に入るとケインはベッドの縁に座っており服も新しい黒い服に着替えていた。


 ルクアはケインに奪われた銃はどうするのか聞きに来たのだ。

「勿論明日忍びこんで取り返すさ」

 ケインは自信ありげに笑ってみせた。

 ルクアも手伝おうかと申し出たが、これは俺がケジメをつけると断られた。


 ルビーも部屋に入りベッドで横になりルクアの昔の仲間の銃使いの事を思いだしていた。その男の名前もケインであった。ケインを一目見た時に魂の色型が同じだと気付いていた。

 (創造神の野郎こんなサプライズまで用意しているとはな)

 内心ボヤいているが、何処か嬉しそうな笑みを見せた。今日会って話してみると昔のケインと似ていたという事もあるのだろう。ルビーは目を閉じ昔を思い出していた。




お読み頂きありがとうございます。他にも二作品投稿してますので、そちらも見ていただければ嬉しいです。

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