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新居2

同じく貴族にコレクションとされていたハー、ピー、プーのハーピー3姉妹は屋敷を飛び出すなり近くの木を見て飛び回っていた。

「遠くにいったらダメよー。」

アンは出会ったころを思い出すと涙を浮かべた。

美人というよりかわいい目のハー、ピー、プーはうちに来た時にはすでに飛ぶことが出来なくなっていた。

彼女たちは奴隷の首輪が外れたことを知ると喜び飛ぼうと羽を広げ羽ばたいたが飛べない。

ユウヤに相談すると切られていた羽の腱はすでに治療が困難になっていると・・・種族の尊厳を失った彼女たちの姿を見て泣いた。

「アン様、言いたくないんですけど一つ方法があります。眷属にすればいいんです。」

アンの眷属は自分だけで在りたかったがアンの優しさを、苦しみを思えばと提案する。

ぽかーんという顔になったアンは眷属化について良くわかっていなかった。

自分のために働く眷属(どれい)を作る同族たちを見ていて眷属とはそういうものかと思っていた。

ユウヤ曰く眷属にしたからといってハーピーから完全な吸血鬼に変わるわけではないと。

そして何より超再生がつくという事だった。

話を聞いていたハーピーたちは覚悟を決めたのかお願いしますという顔だ。

奴隷にされひどい目にあわされたのにあっさりと決めさせたのはアンの人柄か飛びたいからか。

飛ぶために体に脂肪を付けない彼女たちのぺたっとした胸がアンの膨らんだ胸に引き寄せられる。

首元にかぷりと噛みつく魅惑的な姿はチャームを使われたかのように考えを止めさせる。

3人をアンが眷属化するとハーピーは嬉々とした顔をして飛ぼうとしたがこのままでは飛べないのだ。

ユウヤはそれを見て無言で3姉妹にスリープをかけアンにベットを使っていいかの許可を取り転移した。

屋敷から出てきたユウヤは3人を屋敷のベットに寝かせたと、目覚めれば飛べるようになると答えた。

優しいアンやハーピー達に腕を生え変わらせたなど伝える必要はないのだから。


ミィは綺麗な白い耳をもった気高き獣人である。

同族の子供を罠から助けたところ呪いにかかって貴族の手にに落ちたのだ。逃げ延びた子供は親を連れて助けに戻ったが既に姿はなかった。

呪いに体の自由を奪われたまま首輪をつけられ頭を撫でられ顎を触られおなかを触られ猫のように扱われた。

心が折れそうになったが自害する事も出来ずなすがままだったがある日突然激痛が走り意識を刈り取られた。

目覚めたミィは妹を盾にされこき使われていたエルフ(リーネ)が私たちを苦しめていた貴族(クズ)が死んだと伝えてきた時は茫然とした。

「なんで・・・なんでだ・・・」

心の支えにしていた貴族(クズ)に復讐することが出来なくなってしまったのだ。

と同時に安堵もあったのは事実だ。

首に手をやるとあれだけ憎かった首輪はなくペットから獣人に戻れた気がしたからだ。

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