第三十三話『チョロコンビ結成』
「おまえ、ばかにしてんのかっ!?
僕のこと!」
「何を言っている」
「確実に殺せたはずだ!
今の一撃で!
なぜ手を抜いた!」
「聞くに堪えんな」
「おまあ、ぁっ?」
から、だがァッ。
カエデ、お前!
<悪いが返してもらうぞッ
ってめ抵抗すんな!>
余計なことしやがって、邪魔すんじゃねえ!
<いいや邪魔するねっ
死にたいなら死ねばいいが
テシリアさんに殺されるか
恨みをかって誰かに殺されるかなんて
そんな死に方許さねぇ>
あ!?
んだお前、善人気取りか?
そんなタマじゃねえだろうが。
自分が一番わかってるはずだろ。
<善人も何も!
お前が死んだらわんちゃん俺が死ぬんだよ!>
それはないって言ったろ!
今ここで僕が死んでも、死ぬのは僕の肉体と精神だけだ。
お前の肉体も、精神も魂も、何もかも無事だ。
だから主導権をよこせ!
<そうだとしてもだ、俺はお前なしで生きてける気がしない>
は、はあ!?
<実際、今回はお前がいなかったら確実に死んでた>
あ、ああ?
いやだが、そもそも僕がいなきゃお前こんなことに巻き込まれてなかったろ。
<今回はな
だけど、こんなことが二度と起こらないとは限らない
俺がこんなな以上、お前がいてくれなきゃ困る
お前には、存在価値も存在理由も有り余るほどにあんだよ>
チッ。
<なんだよ>
傲慢だ、嫌いだよ。
君のそういうとこ。
自分勝手、カス。
君みたいな奴らは、どうしてそう自分を軽く見るのかね。
<なんとでも言え、お前が敗けて天仰いでんのが事実だ、
俺の勝ちだよ
勝負ですらないが>
はぁ。
<というかお前、もうどうしようもないだろ>
ああ。
おっぱいが倒れてる僕に何もしてこない時点で、僕に選択肢なんて無かったわけだ。
わかった、今回は諦める。
あくまでも、こ・ん・か・い・は、だが。
——契約だ。
<契約?>
―――これはいわば、死にたがっている僕と。
殺しを、自殺を望まない君との戦いだ。
<あぁ、そうだな>
だから、もし君が僕の死を望めば、もしくは、心の底から、誰かの死を望めば、君が僕を止めることは不可能になる。
それは死を、殺しを認めることで、願うことだ。
今の君と僕では、精神に違いがありすぎるけど、君が僕に寄れば、僕は君の肉体をある程度自由に使えるようになる。
そこでだ―――。
<あぁ>
もし一度でも、君が僕に寄ったら。
僕が一瞬でも、肉体の主導権を完全に掌握出来たら。
その時は、肉体の主導権を永遠に、僕が貰おう。
<―――俺のメリットは?>
それまで、全面的に君に協力しよう。
それとついでに、君が死を望んだ相手を、僕が殺してあげる。
いればだけどね。
<お前のメリットは?>
いずれお前は必ず、心の底から他者の死を望む。
そうすればお前の肉体は僕のもんだ、それまで待ってればいいだけの話。
<―――わかった、契約だ
お前の思う通りにはなんねぇよ>
あぁー。
「ったく、ハァ..............
お前んとこのガキに説教されたよ
くっそむかつく、死ね
クソガキに免じてここらへんで引いといてやるよ
感謝しろばぁか!」
<倒れた状態で言ってどうすんだよ>
僕には自爆なんて手もあるぜ。
<はいはい、させねぇよ>
わかってるよ。
せいぜい、楽しませてくれよな。
<任せろ>
><
カエデ(´-ω-`)「お前チョロ――」
悪魔(# ゜ω ゜)「うっさい死ね!」
カエデ(´-ω-`)「お前ガキ――」
悪魔(# ゜ω ゜)「うっさい死ね!
てか全部ブーメランだボケ!」
シロ(; ・`д・´)「すごいです!あの二人チョロ力が53万もあります!」
ユーガ"(-""-)"「しかもあと3つも形態を残しているらしい」
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