侵略!アルバン独裁王国!その23
お疲れ様でございます
説明回 ―――
どうしても入れないといけないんですが、どう書いても面白くなりません
書いてる途中に全部消して、もう閑話休題始めようかなとか思っちゃったりします
後日譚には、なるべくソフィ達のお話しは入れないつもりです
閑話休題で書きます
さておき、本日のキララ、どうぞ
それからしばらくの間は、忙しいながらも平和な時が流れた ―――
アシュフォード、アストリア国王として戴冠 ―――
敗戦を受けての王位継承とあって式典はしめやかに行われたが、アルバンに占領される事は無く、国はこのまま独立を保ち続ける事を知った国民達は胸を撫で下ろした
現在アルバン連合の一国としての体制を整える為、アシュフォードは忙しくしている
ウルブリヒト、カルナック国王として戴冠 ―――
今までアストリアを仕切って来た豊富な経験は、他所の国に移籍しても健在。カルナックの大臣連中を見てコイツら役立たずだと判断したウルブリヒトは、早速人材募集を始めてまともな内閣を形成し始めた
わりとおじいちゃんなので次の国王が心配されるところである
フェルナンド、ナイジャン国王として戴冠 ―――
アストリア国王にはなり損ねたが、立地的にはこちらのナイジャンの方が将来性が見込めるとフェルナンドは見ている
お隣エンディゴやネルタニアはハッキリ言って雑魚であり、攻められる心配は無い
お金を注ぎ込んで軍備を進める必要など無く、国を豊かにする事だけ考えて政治を行えば良いのである
父ウルブリヒトが寿命で死ぬまで自分の出番は来ないと思っていたフェルナンドだが、彼が待ち望んだ己の手によるシムシティは漸く始まった
「やれやれ、やっと終わったか。面倒と出費が増えたばっかりじゃないか。しばらくはもう戦争なんてお断りだ」
こちらはゴリオス城塞 ―――
ダリと一緒に戦後処理を済ませたゴリオスは、椅子の背もたれにグッと体重をかけて一つ伸びをした
「お疲れ様です、ゴリオスさん。私の方はちょっと挨拶がてらカザロフに顔を出して来ます。アスモデウス様にお礼と報告ついでに、エドガルド王子がどうしてるか見て来ます」
「ウム。俺は少し休む」
「はい。後でアキラさん達と一緒にカザロフの湯に行きましょう」
「そうだな…エリカとマティスも連れて行くか」
お疲れ気味のゴリオスは寝室へと去って行き、ダリはその辺にいたアキラを捕まえてカザロフへと向かった
「よう、アっさん」
「ご無沙汰しております、アスモデウス様」
「おや、今日はどうしたんじゃ二人とも」
それからダリは、これまでの経緯の説明を始めた ―――
「…なるほどな。良い形に収まったんじゃなかろうか。アストリア、カルナックとナイジャンとは連絡を密にな。最初のうちは困る事も多かろう。話をよく聞いてやって助けてやるが良い」
「はい。では失礼致します」
エドガルドはカザロフ兵団の訓練に参加しており、揉みくちゃにされて可愛がられている
この場合の可愛がるとは、ヨシヨシされたり偉いねー、とか言われたりする事ではなく、まるで相撲部屋のように徹底的に鍛え上げられているという事である
「ご指導…ありがとう…ございました…」
バタッと倒れて気を失ったエドガルド ―――
相手はシグナスこと、剣聖シグルドである
シグナスはその場を一歩も動く事なく、手加減しつつエドガルドを打ち倒した
「おう、やってるな」
「おや、アキラ殿、ダリ殿」
「あ、アキラさん起こしてやってくれませんか?話が出来ないので」
蘇生の杖を一発食らい、意識を取り戻したエドガルドが目を開けた
「ハッ…これはダリ殿、アキラ殿…」
「どうもエドガルド殿。精が出ているご様子ですね」
「手加減されているのは分かるのだが、何故一本も打ち込めないのかが分からん…シグナス殿!もう一本!」
スッと前に出てくるサリーナ ―――
「アタシの順番だ。下がってな」
打ち合い始めるサリーナとシグナス ―――
端に座ってタオルで汗を拭き、熱心に稽古を眺めているエドガルド ―――
どうやら、エドガルドは剣の道一筋になっている模様である
誰と試合しても負けてばっかりであり、悔しいので勝てるようになるまではこの道場を出る気は無い
「エドガルド、じゃあ俺とやろうか!」
「ポチ殿!望むところ!」
まだ目隠しをして後ろを向いたままのポチからも、一本も取れていない
せめてこっち向けよこの野郎!…
エドガルドの必死の剣撃は続く ―――
「元気そうですね。じゃあ帰りましょうか」
「ウン。あ、この後風呂行くんだっけ?」
「はい」
「じゃあ国王みんなを集めて国王会って事でどうだ?他の人も呼ぼう」
「良いですね、じゃあ皆さんに声をかけて来ます」
それから諸国を訪ねては、今から温泉で国王会ですよー、とダリは声をかけて回った ―――
そんなものは最重要行事であり、予定をキャンセルして諸国の王達はゲートを潜ってカザロフの湯へと集まった
「そんなに見ないで下さいまし…恥ずかしいわ…」
体にバスタオルを巻いて、男湯に入るザビーネ女王 ―――
いい歳ではあるが、意外と良い体をしていた
「コホン…では、皆揃ったな。まずは新王達の戴冠、連合国の樹立を祝して、乾杯しよう」
前回のぼせたのでお風呂はぬるめ、諸国の王達に加えてダリ、エドガルド、佐藤さんも来ている
ちなみに料理人アキラは湯上りのフルコースを作る為、厨房で忙しく働いている
「「乾杯!」」
お湯に浸かりながら乾杯し、それから親睦会を兼ねた連合国内での話し合いが始まった ―――
後日譚・早風 ―――
「…ここは?…」
「おかあさーーーん!!」
目が覚めた早風は、娘のベティに呼ばれた母エイリーンと対面しました
言葉がよく分からないので身振り手振りで感謝を伝えたところ、エイリーンはここから早く逃げろと伝えて来ました
ガルシア一家 ―――
この辺りを仕切っている暴力団であり、エイリーンの夫はこいつらに撃たれて死にました
「…救って貰った恩、一宿一飯の恩、この身で返すとしよう…ガルシア一家か…」




