閑話休題!アルバン国立学校!その10
お疲れ様でございます
なんかたまに書いたものの登場人物が夢に出てきて、私に文句を言います
いくら何でも、この扱いひどくない? ―――
すみません、そういうキャラなんです
安らかにどうぞ
さておき、本日のキララ、どうぞ
6月8日、月曜日 ―――
この日、遂に新アルバン王国憲法の施行が発表され、城下町はお祭りムード一色となった
「「国王様ーーーーー!!」」
「「ゴリオス様ーーーーーー!!」」
どこかの聖帝様が乗っていそうな玉座のオープン馬車で葉巻を咥えて足を組み、紙吹雪が舞う中パレードの行進をしているゴリオス ―――
どう見ても悪者である ―――
続く馬車には王妃エリカと王子マティス、ついでにカンナも乗っていた
これはマティス立っての要望であり、マティスもカンナもニッコニコである
宰相ダリは、気を失っているので縄で固定して馬車に乗せている ―――
なんか奴隷を晒しものにしている感がある
新憲法を完成させ、最後にピリオドを入れたダリは、その一行と同時にゴトッと机に突っ伏した
ちなみに嫁のテレジアはWarBotで軽量高機動型ボンバーマンとしての道を見出しており、相棒の突撃スナイパーであるザム、ケンタウロス型の機体で槍と盾を持って戦う前衛のK村さんと共に、3 on 3での覇道を歩んでいた
WarBotでは、倒した相手のパーツを一つ奪う事が出来る
「Punisherとかいうヘタクソが苦労して買ったこのメテオキャノン、26700で売ります」
奪った得物を、ワールドチャットで即売り ―――
この血も涙も無い悪魔の所業が出来るのは、実際悪魔だからである ―――
「やれやれ、やっと終わったか…国王なんて肩が凝るばっかりだな。この後もまた会議だ。エリカとマティスも来てくれ。式典の意味合いもある。顔を出しとかにゃならん」
ゴリオスはちょっと疲れ顔である
彼が好きなのは現場仕事であって、己の才覚の全てを以って犯罪者を追い込み、逮捕するに至るのが生き甲斐であった
今の誰がやっても良いような仕事は、カカシか何かを代わりに座らせておけばいいと思っている
新憲法制定の為の会議や調印なども終わり、やっと解放されたゴリオス ―――
今はカザロフの湯でアキラ、ダリと共に男湯に入って酒を飲んでおり、向こうの女湯ではエリカとマティス、ローザ、ベルタ、カンナが浸かっている
ちなみにすっ裸のカンナを見たマティスのオチンは、立ってしまっている
「ア゛ァアアアアアアアアアア…やっとここまで来たか…ダリにアキラよ、ありがとうな…お前達がいなければ、ここまでは成し遂げられなかった…」
お風呂に入りながら、メチャクチャおっさんくさい息を吐くゴリオス ―――
「何言ってるんだ、これからじゃないか。まだ準備が終わったってだけだ。これからお前の創りたい国を創るんだよ。ゴリオスの国だ」
アキラに徳利を差し向けられ、グイッとお猪口を飲み干すゴリオス
「…フッフッ…俺の国か…アキラやダリなら、どういう国にしたい?」
「そりゃやっぱりみんな幸せな国だろ。人を泣かせる悪党共は全員逮捕だ」
我が意を得たり、と、アキラに徳利を差し出し、返杯するゴリオス
「そうですね…俺は教育に力を入れていきたいと思います。学校を建てて、活版印刷を広めて人材を育てるんです。アルバンを技術立国させたいんです」
「ほう…」
それから酒を酌み交わしつつ、三人で夢の国を熱く語り合っていたら風呂でのぼせた ―――
あっついわ…
三人とも寝椅子で横になって死亡 ―――
エリカやマティス達は先に上がっており、現在卓球のダブルスで勝負している
そんなこんなでアルバンの新しい記念日は終わり、また新しい日々が始まった ―――
こちらはアルバン国立学校 ―――
最初はお互いいけ好かない奴だったピリムとカルーシアだったが、共通の友人エネッタがいる為、次第に口をきくようになっていった
ピリムの性格はわりとキツいが、よくよく話してみるとわりと寂しがりであり、暗めのツンデレであるという事がカルーシアには分かった
なるほどね…
地雷要素がどこに有るかさえ分かってしまえば、別に問題なく仲良くできるわ…
この子も味方につけて、マティス様攻略の手助けをして頂くとしましょう…
カルーシアの狙いは、最初っからマティスである ―――
この男を旦那様にさえしてしまえば、本国ファシリオンも己の身も安泰となる
だがしかし、問題としてはマティスはカンナ大好きであり、自分はあんまり好かれていないっぽいという事だ
このあまりに垂直で手をかける隙の無い壁に対し、どう登れば良いかをカルーシアは考え続けている
…ドドドドドドドドドドドド…
「「わはーーーーーーー!!」」
会心のソフィ&ホロンダイブによるクロスボンバー ―――
唐突に二人の会心の一撃に挟まれて顔面がヘシ曲がった数学のバスフローチカ先生は、何がなんだか分からないままズシャッとダウンを喫し、数学的に今の現象を計算し始めた
今朝もソフィとホロンはテンション高めであり、二人でいるだけで超楽しそうである
きっとこの子達って悩みなんて無いんでしょうね…
羨ましいわ…
憂鬱なカルーシア嬢は、窓の外を見て一つ溜め息をついた ―――
後日譚・早風とゾル ―――
ゾルが早風を追うのは主に夜中ですが、第六感が極限まで研ぎ澄まされた早風は自分を追う意思を感じた途端にスルリと逃げ始めます
現在急速に、二人とも逃亡者と追跡者としての能力を身につけているところです
ある日ゾルは、早風が寝ているであろう時間に意識を集中させました
「…見つけたぞ!!…」
ハッ!!…
実際は全然見つけていないのですが、ゾルの意識と視線を感じた早風は飛び起きて逃げ始めました
ただの嫌がらせです




