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閑話休題!アルバン国立学校!その9

お疲れ様でございます


ウサギさんですか


懐っこい子とか動画で見てると、抱っこしたままお布団に入りたくなります


お前絶対、ウサギだよ…


可愛がります


さておき、本日のキララ、どうぞ

なんか一人増えた…



ホロン入居、加えてガルルとペロリがホロンの警護の為、寄宿舎のカンナの部屋に戻って来ていたりする


軍務についてはワオンとコリーヌ達が急速に学習中であり、足が速く嗅覚に優れた魔犬達による強襲、斥候、伝令部隊はカザロフ兵団の中の脅威の一つとなりつつある


マスター益光も相当足が速い方だが、ハッキリ言って魔犬達には追い付けない



急にベッドが手狭になった為、現在キングサイズのベッドが搬入されて組み立て中である


出来上がったベッドに、とりあえずダイブするソフィ、ホロン、カンナの3人 ―――



「「わはーーーーー!!」」



良くスプリングの効いたベッドに飛び込んでボイン、と跳ね上げられて壁に衝突する子供達 ―――


ちょっと痛かったが、楽しさの方が勝っているので問題ない


それからベッドの上で3人でトランポリンのようにジャンプしていると、なんか楽しくなっちゃったワンコ達も一緒になって跳び始めた



部屋を開けて覗き込むイシュヴァルド ―――


「オーイ、みんなー。そろそろアキラの所へ行くよー?」


「「ハーイ!!」」


今日はホロンが自身の力を制御できるようになる為、全身の組織を再構成する日 ―――


アルバン新憲法制定記念日に城の内装を間に合わせようと頑張っているアキラだったが、放っておくと平気で24時間労働を始めるので本日はお休みさせられた



イシュヴァルドが開いたゲートを潜り、アキラん家に到着した一行 ―――



ちなみにイシュヴァルドが使うゲート生成装置は本拠地のやしろに備え付けられた随分旧式のデカい代物だが、主の思念に応じてどこにでもゲートを開いてくれる


このタイプで現存して稼働しているのは、この一台のみだったりする



「あれイシュさん、もう来たのか?」


「やあアキラ。まだちょっと早かったか?この後ソフィを疾風殿の所に里帰りさせてやりたくてね」


「ああ、そういう事?んじゃ早速始めよう」



キュイイイイイイイイイイイン!! ―――



二段階目の変身をげ、胸に青く光るエネルギー生成装置が回転を始めたアキラ ―――


イシュヴァルドの肩にポンと手を置くと、地球に降り注いだ超巨大隕石が地殻津波を起こす程のエネルギーが流れ込んで来た ―――



「良し、では始めるぞ…」



手をかざし、まずは両脚からホロンのDNAを再構築し始めるイシュヴァルド ―――


とんでもない情報量を次々と一瞬で処理し続けており、額には汗が垂れ始めた


次は胴体


胸の中央から全身に走っていた光の流れは、ホロンが自分の意思で制御出来るようになった


これは四界の全ての意思と記憶に強制的なアクセスを可能にするものであり、天界の創造主でさえこの力に抗う事は不可能である


そして両腕、最後に頭 ―――



全身の再構築を無事に終え、イシュヴァルドは息を荒げて座り込んだ ―――



「…ハァ…ハァ…やったぞ…完成だ…」



機能美 ―――


イシュヴァルドの身体を構成する要素を惜しみなく注ぎ込まれたホロンの身体は、新しい変身をげていた



精霊王の子、ホロンRXの誕生である ―――



普段の見た目は普通の女の子だが、怒りによって変身すると不思議な事が起こり、バイオホロンとなる


液体とも気体ともつかない体であり、物理無効


哀しみによって変身するとロボホロン、拳銃で精霊弾を撃ち始める


自分の趣味をモリモリに盛って魔改造したイシュヴァルドの手によって、ホロンは新たなる創世王となった


その属性は、無敵 ―――


HPは35万くらいあり、毎秒大体8000程度回復する


対戦してみれば分かるが、Vitバイタリティが太過ぎてれる気がしない


攻撃力は腰のベルトから輝く魔剣イシュヴァインを抜けば、その辺の魔神程度なら一撃で爆発四散する位あり、振り抜いたホロンが一欠というポーズを取ったらそいつはもう終わっている


今後ホロンを狙う者が現れたとしても、これならまず間違いなく返り討ちである


何者かがいずれホロンの能力を狙う事は目に見えていた為、イシュヴァルドは己に与えられるだけの最高の戦闘能力をホロンに与えた



そんな事とはつゆ知らず、うっすらと目を開けたホロン ―――



「あ、起きた。大丈夫、ホロン?」


「ソフィ…」


「喉渇いてる?お水持ってくる?」


喉がカラカラだったホロンは返事の代わりに頷き、ソフィはトテトテと走っていった



お水 ―――



ガブガブと飲み始め、二杯目をいったところでホロンは落ち着いた


気がつくと胸の中央から全身に脈動していた光は収まり、己の魂が全世界の神経と繋がっているあの感覚は無くなっていた ―――


「…どうやら問題ないらしいな。さて、みんなで疾風殿の家に行こう。ジェダも呼んでやってくれ」


「うん!!」



お子様達みんなして益光ん家に到着 ―――



アキラとイシュヴァルド、お子様全員とガルル、ペロリ達も来ている


「ただいまー!」


「…」


ソフィが何日かぶりに見た父益光の顔は、なんだか寂しさと懐かしさであふれていた ―――


この時まだソフィは、両親がどれ程自分を愛してくれているかを知らない


お子様達は靴を脱ぎ捨てて玄関を上がると、速攻でクッションを持って殴り合いを始めた



ズン!! ―――



約2㎏あるクッションを全力で頭に叩きつけられると、軽く意識が遠のく


関係無い魔犬が被弾し、気絶しかけて軽く腰がオチる



「「キャアーーーーーーーーーッ!!」」



一見すると元気な子供達の様子に見えるが、その実は狂戦士バーサーカー達の教育課程でもある


喜々として人の頭を殴り、ノックアウトを狙いにいく子供達 ―――



居間で楽しそうな子供達の声を聞きながらお茶をすすっている益光達は、ほっこりしている ―――

後日譚・早風とゾル ―――


チリを南から北へ抜けた、と見せかけて早風はアルゼンチンへと向かっていました


現在アサードという、牛肉の串焼きを買い食いしているところです


美味い…


里の方では、紅と石蕗の決着が今しがた着いたところです


石蕗が潜むであろう場所に仕掛けておいたC4爆弾を起爆し、紅は石蕗を爆発四散させました


「…さようなら、石蕗…あなたの墓石には、道端の犬フンって刻んであげる…フフッ…」

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