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侵略!アルバン独裁王国!その10

お疲れ様でございます


ちょっと食中毒でくたばっておりました


何を食べても飲んでも吐いて、気がつけばミイラ寸前です


いかん…


病院に行かねば死ぬ…


そこに気づいた私は事無きを得ましたが、入院しないといけないそうです


更新伸びるかも知れません


さておき、本日のキララ、どうぞ

こちらは西のカルナック、ダタール城 ―――



現在国王のダタール、宰相のブランドル、大臣のモルバが顔を突き合わせて相談しているところである



「どうやら宰相のダリがエスタミルに婿入りし、アルバンと同盟を結んだのは間違い無いようです」


「そいつはマズいな…アルバン一国でもあの強さなのに、ナイジャンを従え、エスタミルと組んだ。もうカルナックの戦力では勝てまい」


如何いかがなさいましょう、ダタール様。ダタール様の石打ちだけは避けねば…」



髭を触りながらうつむいて少し考え、指先でタン!とテーブルを叩くダタール ―――



「やるぞ。アルバンの元宰相はウ〇コ担ぎにされたそうだ。お前達もそうなりたいか?私はそうなる位なら栄誉を失う前に死んだ方がマシだ」


「分かりました…私もお供致しましょう」


「しかしダタール様、アルバンとは一体どう戦うおつもりですか?」


「私も真正面からやり合う程バカじゃない。コイツを使う…」



取り出したのは、毒の小瓶 ―――



「カルナックの歴史は、毒殺の歴史だ。ちなみに私も飲まされそうになった事がある。そいつは殺してやったが」


「なるほど、ゴリオスとダリを毒殺してしまえば、後は烏合うごうの衆という訳ですね?しかしそれでも、あの城塞を攻め落とすとなると困難を極めるものかと…」


「そこも心配ない。あの城に引いている川に毒を流す。唯一の水源が使い物にならなくなれば、一週間も持たんだろう。我々は囲んで待っているだけで良い」


「なるほど…流石はダタール様…」



悪い顔をしてニヤリと笑う、大臣モルバ ―――



「ダタール様、私からも一つ。ゴリオスやダリを毒殺する方法についてですが、まずエルリスを使って空から城内を探らせましょう。ゴリオスやダリに近い給仕がいる筈です。その者の家族を拉致し、毒を盛らせるのです」


採用 ―――



エルリス (1702~存命 ハーピーという鳥型の半獣人 一族の住処と狩場を奪わない、という条件で従っている)



「…分かりました。して、そのゴリオスとダリの顔ですが、私は知りません。どこかで見て覚えないと仕事が出来ませんが…」


「前回、ウチの使節団がアルバンに行った時には要塞の外で挨拶をした。中を見せない為だろうが、また行けばまた同じ扱いだろう。そこに二人を引っ張り出す。今度は私が行く。国王直々に挨拶に来たとあれば、ゴリオスも顔を出さん訳にはいかんだろう。お前はそこでしっかりと二人の顔を確認するんだ」


「はい…」



ダタールが使節団に加わりアルバンへとおもむくと、果たしてその男ゴリオスは現れた ―――



「やあ、ダタール国王。ゴリオスだ。お初にお目にかかりますな。本日はどういった用件で?」



聞きしにまさる無礼者のようだな…


お前を殺す算段をつけに来たんだよ…



殺意を隠し、ほがらかな笑顔を向けるダタール ―――


「どうもお初にお目にかかります、ゴリオス殿。一つはご挨拶、一つは商談です。当国の質の良い岩塩など、御入用ではございませんでしょうか?不純物が極めて少なく、精製する必要がありません。本来であれば壺一つで銀貨5枚ですが、ゴリオス殿であれば銀貨2枚まで負けて差し上げても構いません。如何でしょう?」


ウーン…


腕を組んで、しばらく人差し指で腕をトントンするゴリオス ―――


「見返りに何が欲しいんだ?…」


「我が国カルナックと仲良くして下されば…」



なるほど、その塩はそでの下って訳か…


これで先にやられるのはカルナックじゃなくて隣のファシリオンだ…


その頃にはアルバンと同盟を結んで自分達は安泰、ってところだろう…



大体今の流れに納得がいったゴリオスは、その話を受け入れた ―――



一方その頃、遠くの空からその様子を眺めている一羽のハーピーがいた ―――



あれがゴリオスか…


こっちがダリ…



ふむふむとうなづき、脚で器用に人相のメモを取ったエルリスは、バサッと木立ちの中に飛び移って夜を待った ―――


夜 ―――


上空から城塞へと侵入し、明かりが灯っている部屋を探してはその中を覗き込むエルリス ―――


すると、一人で給仕と秘書の仕事をこなしているローザの姿が見つかった



お茶を淹れてゴリオスの部屋に行き、カップを一つ置いて来る ―――


次はダリの部屋へ行きしばらく一緒に過ごす


出て来た時には、やはりカップが一つなくなっていた ―――



適任者発見! ―――



エルリスの目は輝いた ―――


しかし、そうそう都合良くこの女の関係者なんて見つかるものだろうか?…


窓の外から目で追いつつ、飛びつつローザを監視していると、ローザが自室を開けた


そこにはゲートを潜って待っていたアキラ、ザムダ、ベルタの姿があった


まずベルタを抱え上げ、嬉しそうに抱っこするローザ ―――



い た !! ―――



エルリスは早々に、任務達成の為の手掛かりを得た ―――

後日譚・ワイス ―――


「やっと出来た…全部で約2000本か…なんて成功率だ…」


アキラ経由で手に入れた試験管やビーカーなどは、ワイスのポーション製作に大きく貢献しました


呪い抵抗レジストポーション、毒レジストポーション、各種属性用など盛りだくさんです


今ワイスが欲しいのは、魔石や魔晶石を精密加工したり、表面に細かい模様を刻む為の道具です

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