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侵略!アルバン独裁王国!その5

お疲れ様でございます


日中暑い…


からの、夜はちょっと冷える


既にTシャツとパンツ一丁といった装備の私は、目が覚めると鼻水が出てきます


そして本日のお友達の来訪は、ムカデさんでした


ウン…


正直アナタの事あんまり好きじゃないんで、出てって貰えませんかね


さておき、本日のキララ、どうぞ

突如、アルバンに現れた超巨大要塞 ―――


一兵たりとも失わず、一晩でナイジャンを落とした手際 ―――



アルバンと国王ゴリオスの噂は次第に広がっていき、やがてアルバン北の隣国エスタミルや西のカルナック、ファシリオンなどから使節団が次々と訪れた


ゴリオスの人となりや、その思惑を知っておく為である



ゴリオス城塞の外壁の外で、その日ダリはエスタミルの使者を迎えた ―――



「どうも初めまして。アルバン王国宰相、ダリと申します」


「どうも初めまして。エスタミル王国外務大臣、ユステールと申します」



ユステール伯爵 (1329~存命 エスタミル外務大臣 おヒゲが立派な紳士)



ダリに手で促された屋外の席を見て、ユステールは小首を傾げた


「おや、お城の方でお迎え頂けるものかと思っていたのですが…」


「申し訳ございません。まだ出来たばかりなもので、内装が間に合っていないのです。賓客ひんきゃくをお迎え出来るようになるのは少しばかり先の話になります」


「いえ、これはこちらのご無礼でしたな。何しろゴリオス殿が新国王になられてすぐにナイジャンを打ち破られて、まだ立志のご挨拶も戦勝のお祝いもできていない、と急いだものでして…」



むう…易々(やすやす)と要塞の中は見せて貰えんか…


そしてこのダリとやら、その若さで宰相さいしょうか…という事は、よほど優秀なのだろう…


少々話した程度でボロを出してくれるとは思えないが、我が国を攻める気かどうか、そこばっかりは確認して帰らねば…



使節を迎える場として用意された席は城壁外であり、小学校の運動会などで使う日除けテントの下に丸い金属製のテーブル、折り畳みイスといった簡素なものである



「お気になさらず。こちらこそ、屋外でエスタミルの使節殿をお迎えするご無礼をご容赦下さい。さあ、席の方へどうぞ」


「では失礼して…」


二人が席に着くと、程なくしてローザが紅茶を運んで来た


アキラがベースとなる紅茶をネットでポチって、魔族の口に合うようにタバコの葉やハーブ等をブレンドしたものであり、上質を知る男、アスモデウスが最も気に入ったブレンドをチョイスしている



注がれた紅茶に口を着け、ハッと目を見開くユステール ―――


これはそこらの貧乏人が飲む、その辺に生えてる草を適当にって作ったお茶ではない…


薫りも味わいも高いレベルで完成されている、貴族でなければ買えない代物だ…


どこに売っているんだろう?…


じゃなくて、国の財力は確からしいな…じゃなきゃあんな要塞も作れないか…



「美味しい紅茶を有難うございます…馬車に長く乗っていたもので、喉が渇いているところでした」


「ああ、それでしたらお供の方達にも。ローザ、皆さんにもお茶を注いであげて」


「はい」


ローザはカップを取って来てエスタミルから来た馬車の方へ行き、皆に紅茶を注いで回った



フム…気遣いも出来ているな…


わりとイケてるし、娘の婿にどうだろうか?…



「ところでユステール殿、ただご挨拶に参られただけ、という訳では無いのでしょう?本題に入りましょう」


「…本題とは?」


「何が知りたいのですか?」


いきなりブッ込んできたダリに、ちょっと動揺しちゃったユステール ―――



どうしよう…


正直にお前んとこの城どうなってるのか見せろとか、ウチに攻めて来る気か、とか言えない…



ティーカップを持ってゆっくりと飲み、考える時間を稼ぐユステール


「アルバン王国とゴリオス様の目的ですか?」


もう一度ブッ込んで来たダリの言葉に、ユステールはブッとむせてしまった



「ケホッ…なるほど、本題ですか…では単刀直入にお伺い致しますが、我が国エスタミルへの侵攻のご予定はお有りでしょうか?もしザビーネ女王を埋めて石打ちにするつもりであれば、我等は国民の全てを兵にして最後の一人まで抗います」


「ご心配なく。我々アルバン義賊団の目的は、全ての民が不幸から救われる世界を創る事です。誰かが泣いていたり、苦しんでいたりしない世界です。我々ABF隊員が命を投げ出して戦うのはその為であり、ザビーネ女王のような立派な方を石打ちにするなど論外です。今の言葉は、この心臓を賭けて誓います」



なんと…



その時ユステールが見たダリの目には、熱い信念と固い意志の光が灯っていた ―――



「…それだけ聞けば十分です…アルバン義賊団…なるほど、お噂は聞き及んでおります…アルバンは正義の国という訳ですか」


「はい」


「であれば、同盟を結びましょう。我等は共存すべき国です。私は帰ってこの事を伝えて参ります。ところでダリ殿、ひょっとして独身だったりはしませんでしょうか?」


「えっ?アッ、ハイ。独身です」


懇意こんいになさっている方などは?」


「…好きなはいたんですけど、その娘には私などより良い方がいて…」



つまりフリーって事で、よろしいのでしょうか? ―――



自分の娘とアルバンの宰相を結婚させてしまえば、二国間の絆が出来る


そして日の出の勢いのアルバンの内政に口出しできる立場を得れば、エスタミル内での自分の地位も確固たるものとなる


乗るしかない、このビッグウェーブ ―――



挨拶を終えたのちダカダカと馬車を走らせ、急いでエスタミルに帰ったユステールは、まず女王ザビーネへとこの報告をした ―――

後日譚・ザム ―――


WarBotで完成されたゲーマーと化したザムは、Steamやゲーム動画を眺めているうちに、ふと一つのゲームに目を止めました


地球防衛軍5 ―――


Earthアース Defenceディフェンス Forceフォース ―――


略してEDFです


「わ~れらは歩兵隊~ 燃えたぎる闘志のタフガイだ~」


「「さあ~ 雄叫びを~あ~げ~ろ~ 恐れを知らず進め~」」


「「EDF!EDF!」」


気合の入ったEDF隊員と化したザムは、現在ギガンティックアンローダー・バルガという超巨大ロボットに搭乗して、アーケルスとかいう巨大怪獣を殴り飛ばしています


ボガァアアアアアアアアアン!! ―――


「グオオオオオオオオオオ…」


たのしい…

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