侵略!アルバン独裁王国!その2
お疲れ様でございます
毎度ここまで来ると何故か筆が止まるのですが、多分前書きに書く事が無いからだと思います
「…」
さておき、本日のキララ、どうぞ
アキラん家のお布団は、ローザにとっては史上初レベルで快適なものだった ―――
現在時刻08:50、まだローザはスヤスヤと眠っている
「アキラー!トイレットペーパーってもう無かったよね?」
New Clearのスニーカーを履きながら、玄関でつま先をトントンするザムダ ―――
最近ではお気に入りの皮ジャンを着ていると暑くなってしまった為、現在は伸縮性のあるデニムのショートパンツ、魔王タイプのGACKTロゴが入ったTシャツといった出で立ちである
ちなみにザムダはガク様のファンだったりする
「そういやあと1つしか無いな。ついでに2袋くらい買っとこうか」
「あ、ちょっと待って。ローザも連れて行こ。起こして来るよ」
部屋に入ってスヤスヤと寝息を立てているローザのほっぺをペチペチと叩くザムダ ―――
「おーい。起きろー」
ン…
まだねむい…
毛布を引っ張り上げて頭から被り、お断りモードに入るローザ ―――
いいんだよ?…
アンタがその気なら、こっちはこうだ…
台所に行ってポットから熱いお湯を金属製のコップに注いできたザムダは、毛布からハミ出ているローザの足に熱々のコップをピトッと当てた ―――
2秒経過 ―――
「アツゥウウウイ!!」
ガバッと飛び起きたローザに、満面の笑みを向けるザムダ
「にひひ…おはよw 買い物行くよ?一緒に行こ」
何すんだコンニャロー感に満ちた表情のローザだったが、諦めてベッドから起き上がった
低血圧のローザにとって、朝の寝起きは辛いのである
「ン、アンタの服はこっちね、って、アー…アンタもか…ちょっと待ってて」
当然のように下着を着けていないローザのお胸からは、ぽっちりさんが浮いていた ―――
「ヨシ、こんなもんだろう」
ちょっと胸元が透けているキャミソール ―――
JKの制服っぽいミニスカ ―――
これなら大体勝てる、という装備に着替えたローザを連れ、ザムダは車に乗り込んだ
「おまたせー、アキラ」
「まったくやれやれ、まったくだ。女ってのは何でこんなに仕度に時間がかかるんだ」
「女の子だからだよ。そういうもんなの」
「分かったもういい。行くぞ」
「わぁ…」
初めて見る地上の店に、興味ツンツンなローザ ―――
現在3人は、大型ディスカウントストアで色々な商品を眺めているところである
「ほう、もうシャコも有るのか…今日は寿司でも握るとしようか」
鮮魚部でアキラが止まってしまったので、ほっといてザムダとローザは他の物を見に行った
「ザムダさん、これは何ですか?」
「アッ…ウン、それはね、肩こりに効く道具なんだよ?冥界だと使えないけどね」
電マである ―――
それからも二人は色んな商品を見て回り、化粧品や医薬品を一通り見たところでローザがぽつりと呟いた
「地上にも妹を助けてやれそうな薬って無いんですね…」
「ン?妹さん、体悪いの?」
「はい、生まれつき…パルダステローマ症といって、少しでもお腹に悪い物を食べると、ひどい下痢を起こしたり、時には失神したりするんです…ずっと寝付いているんです…」
「ン。OK了解。アキラの出番だ」
買い物を終えて帰ったアキラ達は、冷蔵庫に生鮮食品をしまいながらその話をした ―――
「なるほど、ちょっと一発蘇生の杖を入れてみようか。妹さんの所に案内してくれ」
ゲートリングをスッと抜いて、ローザに渡すアキラ
「あの、使い方が分からないんですけど…」
「行きたい所をイメージして念じるだけだ」
ベルタの所へ…
指輪をはめて妹の姿を念じたローザの願いに応え、冥界へのゲートは開かれた ―――
ローザ、アキラ、ザムダの3人がゲートを潜ると、そこには粗末な寝床に寝かされているベルタの姿があった ―――
「…おねえちゃん…?」
「ベルタ…会いに来たよ…」
ベルタの顔色は悪く、辺りからは腐臭が漂い、ハエが飛んでいる ―――
とりあえず一発、問答無用で蘇生の杖を入れるアキラ
「連れて帰ろう。こんな所に居たんじゃ良くなる訳が無い」
「アッ、ハイ」
アキラん家へのゲートを開き、ベルタを抱いて帰るアキラ一行 ―――
蘇生の杖で回復したベルタだったが、健康を取り戻すには至らなかった
そもそもの遺伝子に問題がある為、100%の状態でも悪いのである
少し悩んだ後にティンと来たアキラは、冥界のアスモデウスの元を訪れた
「アっさん、いつだったかの、向こう側が透けて見える人を呼んでくれないか?」
「ン?イシュヴァルド殿の事か?何がしたいんじゃ?」
かくかくしかじかでアスモデウスを連れ、苦しそうな寝息を立てているベルタの前に立つ二人 ―――
「…パルダステローマじゃな…これが治ったという話は聞いた事が無い」
「なんとかしてやりたいんだが、頼めないかアっさん?」
「分かった、ちょっと待っておれ」
数分後、果たして精霊王イシュヴァルドがホロンを連れて現れた ―――
「やあ、アキラ。治して欲しいっていうのはその子かい?」
「ああ、俺でも治せなかったんだ…力を貸して欲しい」
「どれ、見せてくれ…フム…これはちょっと厳しいな…全身の隅々に至るまで、一から体を作り直さないとこの病気は治らないだろう。私の力で足りたものかどうか…」
まず魔法中年の姿に変身し、次に漆黒の鎧の狂戦士へと変身するアキラ ―――
キュイイイイイイイイイイイイン ―――
胸の中央に着いた、青く輝くエネルギー生成装置が回転する ―――
「…これで足りるか?」
アキラがイシュヴァルドの肩にポン、と手を置くと、とんでもない量のエネルギーが流れ込んで来た
「…そうじゃないかとは思っていたんだが、君ほどの化け物なんてどこにもいないぞ?これだけ有れば十分だ」
イシュヴァルドがベルタに手を翳すと、全身のDNAの再構成が始まっていった ―――
キャラ設定・ローザ ―――
生国はナイジャン、見た目はほぼほぼ人間です
茶髪の長い髪、控えめながら良く張った胸、顔立ちはどこか優しげであり、辛い目に遭うと泣いちゃったりする乙女です
妹ベルタの薬代を稼ぐ為に密偵の仕事を始めたところ、案外上手く行ってエージェントローザの名は広まりました
根性が曲がっているマダロックは、他の連中に仕事をさせない為にベルタを押さえてローザを飼い殺しにしています




