侵略!アルバン独裁王国!
お疲れ様でございます
私の好きなゲームにDeadByDaylightってあるんですが、サバイバーをキラーが追いかけて捕まえるというゲームです
捕まえたら肉フックにカション、と吊るします
たのしい…
私にライトを当てたら、100%追いかけます
さておき、本日のキララ、どうぞ
「…本当か?そんなにすぐに城や壁なんて出来る訳がないだろう」
「いえ、私もこの目で見た訳ではありませんが…しかし行商人達が確かに見たと申しております」
「ウーム…アルバンの革命から僅か数日でこれか…そのゴリオスとやらは一体どんな男だ?」
「はい、何でも元憲兵隊の隊長だったそうで。革命を主導し、国王ベルモントを石打ちの刑で処刑した事は間違いありません」
こちらは南の隣国、ナイジャン ―――
現在、王城で隣国アルバンで起きた事件について、皆で会議を開いている最中である
マダロック (1187~存命 ナイジャン国王 小心者 ネチネチした性格をしている)
「そうだな…まずはそのゴリオスとやらがどういうつもりかを探ってみよう…」
「と、仰いますと?」
「密偵をアルバンに送る。ローザをここに呼べ」
「ハッ!ただいま!」
ローザ (1988~存命 女密偵 Cカップ ちょっと儚げな美人)
「マダロック様、お呼びとあって参じました」
「ウム、そちにはアルバンに潜入して新しく王になったゴリオスという男について探って来て貰いたい。どうやらあっという間に城塞都市を築いたみたいでな。我が国に攻め込んで来る気かも知れん。兵力や陣容についても調査を頼む。最初の報告は2週間後だ。違えれば妹の命は無いものと思え」
「はい…承知致しました…」
ローザにはまだ幼い妹がいる ―――
妹のベルタは生まれつき体が弱く、王の庇護が無ければ生きていけないのである
誰かに取り入って裏切ったり、何かを盗んで来たりといった汚い任務ばかりを押し付けられる日々だったが、妹の無事の為ローザは耐えた
馬の蹄の音と、馬車の車輪が鳴る音の馬車の中で数時間を過ごしたローザ ―――
「着いたよ、お嬢さん」
でかい…
一日馬車に揺られ、アルバンに着くとまず超巨大要塞が目に入った ―――
現在、城壁に次々と人より大きい弩弓や鉄球さんが運ばれているところであり、なんか上空には人馴れした飛竜とか天使とか、青いドレスの男とかが飛んでいる
これは…
少なくともこの城を落とそうなんて考えない方が良さそうね…
こんな所に川なんて無かったと思うんだけど…いつの間に?…
アルバンの南門から入ろうとしたローザは門の通行税を払う為に財布を出したが、門兵はちょっと待ったハンドを差し出してそれを断った ―――
「いえ、門の通行税は頂いておりません。国王ゴリオス様のご意向です」
「え…はい、じゃあ…」
キョトンとした顔で門を潜るローザ ―――
おかしい…
アルバンと言えば、何でもかんでも高い税金を毟り取られて貧乏人がその辺で死んでる国だったはず…
これだけの城塞を作っておいて、お金が減っていない訳がない…
なのに税金を上げていないのって、何故?…
エージェントローザは最初にその辺りに疑問を持ったが、革命が起きて治世が変わった事とアキラがゴリゴリに働いた結果である
馬車を下りてしばらく歩いたローザは、仕事を斡旋する組合を訪れて城内での仕事を探した ―――
「ウーン…有るけどこれはちゃんとした身元引受人がいないと出来ない仕事なんだ。アンタ、城内やアルバン憲兵隊に知り合いはいないのかい?」
「いえ…さっき遠くから来たものですから…」
「なら、帰った帰った。こっちだって下手なヤツを紹介する訳にはいかないんだ。ウチの信用に関わるからな」
追い返されたローザは川辺に座り、これからどうするかを考えていた ―――
川の流れをボーッと眺めていると、サングラスにモジャモジャ頭の筋肉が話しかけて来た
「ン?どうした、こんな所でこんな時間に。陽が沈んで夜になると危ないぞ。早く帰るといい」
自分で川の流れを変えて引っ張って来たアキラは、現在護岸に問題がないか巡回中である
「あっ…あの、帰る所が無いんです…今日は仕事を探していたんですが、追い払われてしまって…」
そう告げて俯いたローザの顔を斜めって覗き込むアキラ ―――
「なんか訳アリっぽいな。しばらく住む所くらいなら世話してやれるが、どうだ?」
「えっ、いえそんな…野宿でも大丈夫です。お構いなく」
その言葉に続いてグゥ~ッ、とお腹が鳴ったローザは、途端に顔を赤らめた ―――
「ウン。いいからウチに来てメシくらい食って行け。タダ飯だ。あと仕事の世話もしてやれるかも知れない」
「ホントですか!?」
「ああ、何しろ国王と宰相が友達だからな。俺をさんざん働かせたんだ。頼みの一つくらい聞いてくれるだろう」
思わぬ所で国王ゴリオスの近親者をゲット ―――
ローザの目は輝いた ―――
「あの、じゃあ少しだけお世話になってもよろしいでしょうか?自分でも厚かましいとは思うのですが…」
「いいってこった。俺の名はアキラ。お前は?」
「ローザです…って、なんでゲートリング持ってるんですか?」
自己紹介の間に自宅へのゲートを開いていたアキラ ―――
「フッ…そいつはちょっと言えないな。内緒って事で頼む」
アキラと共にゲートを潜ると、そこは地上のアキラん家だった ―――
「ただいまー」
「あ、おかえりーアキラ…その娘誰?」
「ウン、ローザだ。今日寝る所も飯も無いらしいから連れて来た」
またそんな子猫を拾って来るみたいに…
アキラって大概お人好しよね…
「あ、どうも、ローザと申します。アキラさんの奥様でしょうか?」
「ええ!?いやいや、アタシはただの居候だよ。ザムダ。あっちの部屋にいるのがアタシの兄貴でザム。あー、そういえばアキラ、ダリって元気してた?」
「ウン、黙々と法律の勉強してた。なんでもアルバンの法を一から作り直すらしい。後でコーヒーとハンバーガーでも差し入れしてやるか。まあとりあえず飯にしよう。ザムダ、手伝ってくれ」
「あいよー!」
本日のアキラ飯は、どこから攻めたものか悩ましい大きさのハンバーガーであった ―――
合い挽きの肉に良く炒めたタマネギ、卵の黄身、パン粉を混ぜて冷蔵庫で寝かせ、アキラがバチクソパンパン叩いて空気を抜きまくった、肉汁が溢れるパティ ―――
これを二段重ねにし、間にとろけるチーズと薄切りのトマト、軽く焦がした焼きオニオンの輪切り、千切ったレタスを挟んで完成である
ローザが生まれて初めてかぶりついたハンバーガーは、正直旨かった ―――
「…美味しい…妹にも食べさせてあげたい…」
「ン?だったらまた作ろうか?今日はもうタネが無いが」
「んじゃ明日作って持ってってあげようよ。コーラも持ってこう。妹さんってどんな子なの?」
それからローザは妹ベルタの話を始め、色んな話をした後に眠くなってお布団に入って寝た ―――
後日譚・益光ん家 ―――
当然のようにソフィは飛んできました
圧倒されたマティス君はソフィと共に起き上がりました
そこでニッコリと笑うソフィ ―――
かわいい…
嫉妬 ―――
生まれて初めての感情を抱いたカンナ
同じく、その目つきは許さんです、と目に炎が灯ったジェダ
益光ん家は賑やかになったと同時に、なんだかお子様達の人間関係が複雑になりました




