表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
569/572

誕生!アルバン義賊団!その2

お疲れ様でございます


もう4月も終わり間近ですか


特に思い出もないのですが、今日お友達が来ました


ええ、カメムシです


フマキラーとか、お好きでしょうか?


では、本日のキララ、どうぞ

「どこのどいつだ!ふざけやがって!!ちくしょうめぇえええええええ!!」



アルバン義賊団参上! ―――



一夜明けたアルバンでは、国内の警備を担当する憲兵隊長が壁の殴り書きを見て怒号を上げている



ゴリオス(1439~存命 アルバン憲兵隊隊長 よく賄賂わいろを要求する)



今回吹っ飛ばされたのは、アルバンの門では最も重要な西門


国内に流通する物やお金は大体この西門を通る


先程ゴリオスは、アルバンの宰相さいしょうから「クビになるのと門の修繕費を出すのとどっちが良い?」と聞かれ、泣く泣く銀行から金を下ろして来たところである



「いいかお前ら!!草の根分けてでもアルバン義賊団を探し出せ!絶対にこの責任を取らせてやる!!」


「「ハッ!」」


そうして憲兵達は実際に草の根を分けかねない勢いで国内中からの聞き込み調査を始めたが、これは逆にアルバン義賊団の存在を国内中に知らしめる行いとなった



「おい知ってるかお前、西門が吹っ飛ばされたらしいぞ」


「ああ、アルバン義賊団だってな。聞いた事ねえが派手にやりやがったな」



影の中からそんな町中の声を聞き、ミッションを次の段階へと進める事にしたダリ ―――



「手伝って貰ってすまないな、みんな」


「なに、いいってこった。手分けした方が早いしな」


「オイオイ、逆にこんな面白そうな事を一人でやろうなんて俺ァ認めねえぞ」


「久々の仕事だね。お目当ては洗いざらいって話だけど、どこまでやるの?」


「手で持てる物は、全部だ。根こそぎ全部持っていく」



こちらはアルバン国王ベルモントがおわす、月夜のベルモント城 ―――



現在ダリ、アキラ、ザム、ザムダの4人が近くの建物の屋根の上から、城全体を見渡しているところである



「…よし、じゃあ始めよう」


コクリとうなづいたアキラに3人がつかまり、まずは飛んで城の最上層の窓へと近づいて行く


影づたいに中に入ったダリが窓を開け、侵入成功 ―――


ここからは一部屋ずつゲートを開いては中の物を回収し、ゲートの向こうでアキラが回収された物を受け取りつつ整理する、といった寸法である



音も無く次々と影の中に消えては、虚空に開いたゲートの先に運ばれる品物の数々 ―――



「オッ?ここは宝物庫か…」



厳重な鎧扉に二人の衛兵 ―――


煌々(こうこう)と辺りを照らす篝火かがりび、でかい錠前 ―――



あらかたの部屋の物をほぼ新居ってレベルまで洗いざらい持って行ったダリ達は、地下に入ったところでその部屋の前に着いた



ピシュン!…



「ン、今何か動いたか?…」


「いや見てないが。篝火の影か何かじゃないのか?」


「ウン…やっぱり何でもなかったみたいだ。何の気配もない」



実はシャドウストーカーの3人が扉の中に侵入していたりする



ワァ~オ…



中にあった箱を開けてみると、10枚ずつの金貨が10×10に収められた宝箱であった ―――


日本の江戸時代で言えば千両箱というヤツである


まずはこれをよっこいしょ、と持ち上げ、次々とゲートの向こうのアキラに渡していく3人


手で持てる物は全部との事だったので全部いった結果、部屋はカラッポになった



それから残りの部屋も全て探索し、コップの一つに至るまで全て持ち去ったアルバン義賊団 ―――



「よし、こんなもんだろう。仕上げはコイツだ」


アキラからスプレー缶を渡されると、ダリは城壁にデカデカとアルバン義賊団参上!、と書き、義賊団のマークを描いた


それから足早に貧民街や孤児院などを回り、金貨と義賊団のマークが入った紙を投げ入れていく義賊団



チャリーン…



「ン…え?…金貨だ…金貨だ!!おい!」


そこかしこの家から上がって来る、驚きと喜びの声 ―――


イカン、このままじゃ憲兵が来るかも知れない…


急いで次々と金貨とマークを家々に放り込み、その場を立ち去る義賊団



そして一夜明けたアルバン ―――



目が覚めると、王様は王冠どころかパンツすら無かった


文字通りの、裸の王様である


「…な…一体何が…」


メイドを呼ぶ為のベルを鳴らそうにも、そのベルが無い


大声を上げているうちに来たメイドからエプロンを拝借し、それを身に着けると宝物庫へと駆け出した



「オイお前達!宝物庫は無事か!?」



「ハッ!ベルモン…!」



裸エプロンのおっさん ―――


この唐突な、決して笑ってはいけない衛兵朝7時に腹筋を貫かれた衛兵二人は肺の中の空気を全て吐き出して限界まで耐えた


なんだか衛兵が立ったまま悶絶していて答えないので、鍵を奪って自分で宝物庫を開けるベルモント


キィ、という軽い音と共に扉が開くと、宝物庫には新居かよってレベルで何も無かった ―――



一方、こちらはアルバンの市民達 ―――



誰も口にしないが、この金貨と城の泥棒はアルバン義賊団の仕業だ、という事を皆知っている


子供達は義賊団のシンボルを、石でガリガリと壁に描いていたりする



「さて、じゃみんな今日はお疲れ。カンパーイ!」


「「カンパーイ!」」


アキラん家に帰って仕事上がりの一杯を飲み始めた義賊団 ―――



現在アルバンでは血眼になってアルバン義賊団の捜索が行われているが、残念ながら見つかる可能性はゼロである ―――

後日譚・甲賀の里 ―――


約束通り、早風は鈴蘭と祝言を上げました


平静を装っていますが、見ている間に髪の毛が白髪になっていく位ストレスマッハです


その晩は初夜でしたが、早風は誰にも告げず遠くの国へ行くタンカーに乗り込みました


里抜けです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ