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第七話 決断

クラスに戻った途端皆の視線が私を見ていた。


「あれさ、本当に付き合っちゃったの~」


と言う人も居れば


「私よりもあんな子を選ぶの!?」

とか言ってる人も居る。でも私は慣れている。こんな風に言われることは。中学からずっとそうだった。私に彼氏が出来るといつも文句を言われていた。だから高校でも慣れている筈だが、ちょっと心が痛い。涙が出そうになるが押さえた。その時だった


「聖奈大丈夫?」


と心配した晴哉が話し掛けて来た。私はとっさに


「何でもないよ♪」


と言った。そのあとに菜々子や友香子が心配して私の側に来て話を聞いてきた。


「聖奈何か言われたでしょ!?」



と聞かれたので


「何も無いよ」


と言いました。菜々子や友香子は

「本当に?」


と聞かれたので


「本当だよ♪私が友香子や菜々子に嘘ついたことある?」


と言ったら二人は分かったのか納得してまた違う話をしていた。そして帰り私は先生に呼ばれて居たので行ったら、先生は今居ないらしいので待つことにした。その時に


「聖奈!」


と大きな声で誰かが呼んだので振り向くとそこには走って私の所まで来る晴哉がだった。


「今から帰るの?」


と聞くと


「聖奈と一緒に帰りたいんだ♪」

彼はその言葉だけを私に言いに行くために走ってきてくれたのかと思うと迷惑掛けたなと思った。


「私まだ時間が掛かるし遅くなっちゃうよ?」


と言うと彼は


「別に良いよ♪聖奈と帰れるなら♪」


彼は本当に優しい。本気で怒ってくれる助けてくれるだから私はいつかお礼もしたいとは思ったしかしいつか壊れてしまうのでは無いかと不安で仕方がない。でも今は誰よりも彼の事が大切でずっと一緒に居たいと思う。


「そっか…ありがとう♪」


私はちゃんとお礼を言った。先生が少し時間が経ったら戻ってきた。私達が待っていると先生は


「おぉ~すまん。これを星河に渡したくてな。」


何か知らないが封筒に入っていた。私は先生に


「開けて平気ですか?」


と聞くと


「家に着いたら開けてくれ。」と言われたので後で開けることにした。私たちは帰りに二人で歩いて帰った。彼はいつも自転車だが、私のために歩きにしてくれた。それに二人で長く一緒に居られるようにらしい。嬉しかった。こんなに気持ちが溢れそうに通じあえてる事が。私の家の前に着いたら彼は


「聖奈ってお嬢様なの?」


と彼はビックリしていた。そんなに驚くことなのかと思った。


「全然。お嬢様な訳無いでしょ。」


と言った。


「でも家大きいよね?」


と聞かれたので


「普通。」


と言いました。


「そっか♪」


と笑顔でこっちを見てくれた彼に私は


「今日は送ってくれてありがとう♪長く一緒に居られて嬉しかった!帰り暗いから気を付けてね!」

と私が言うと彼は


「おう。」


の一言で走って帰って行った。私が家に入ると誰も居なかった。こんなことはいつもである。テーブルには手紙が置いてあった。


「今日から私たちは二人とも出張だから夕飯とかは勝手に食べて。」


と書いてあった。私は手を洗いそして自分の部屋にこもった。今日は学校が休みなのでずっと家に居るつもりだ。昨日先生に渡された封筒を開けてみると中には留学と書いてある字だった。私は幼い頃から色々な稽古を受けている。もちろん習い事もある。

その中でずば抜けて得意なことがある。それは舞踊だ。扇子を広げて着物を着て踊るものだ。だが私は嫌いである。無理矢理やらされた物だから。でも我が儘は言えない。親は厳しいからだ。私は留学届けに名前を書いた。書いて絶対に行かなければならなかった。親がどうせ学校に渡したんだろうから。暗い中で私は泣いていた。本当は行きたくない。晴哉から離れたくない。ずっと側に居たかった。好きだから、大好きだから。なのに私はまた離れてしまう。一人になってしまう。良いのだ。慣れてるから。一人なんか辛くないのだ。その時だった。インターホンが鳴ったので見に行ったらそこには見覚えがある人物だった。

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