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第六話 二人だけの時間

次の日私が登校していると後ろから聞き覚えのある声だった。


「聖奈、おはよう♪」


と後ろから走ってきた菜々子や友香子に言われた。私はてっきり中山君だと思ってしまった。それが凄く恥ずかしい。


「おは…よう。」


と暫く間があきながらも私が菜々子と友香子に言うと、二人は心配したのか


「大丈夫?顔真っ赤だよ?」


と言われたので急いで顔を隠した。そしてクラスに行くと中山君が皆と楽しく話している姿が目に入った。その時だった中山君が


「おはよう、聖奈♪」


とかなり離れた所から言われた。周りはそんなことよりも今中山が私を名前で呼んだことにビックリしていた。そんなことも関係無く中山君は私に近付き


「どうかした?俺なんか変なことでも言ったかな?」


と聞かれたので私は


「いや、別になにもしてないし、言っても無いとは思うような思わないような…それよりもおはよう。中山君。」


と私が言うと彼はちょっと不機嫌になってた。それに気付いたので

「私なにか酷いことしたかな?したなら謝るけど?」


彼は


「違うんだ。その出来れば俺の下の名前で呼んで欲しいんだ。ダメかな?」


少し顔が赤くなりながらも私に言った。それを聞いて私は


「おはよう…晴哉。」


恥ずかしいけど皆から見えないように手を握ってくれた。その様子を見た皆が


「何~あれ…」と唖然してる人も居るが他の子達は


「晴哉と星河さんって付き合ってたの?」


とか疑問に思う人も居た。しかし晴哉はそんな言葉も気にせずに


「聖奈と俺付き合ってるから。だから聖奈に手出したやつは俺許さないから。」


私はその言葉を聞いて顔すらあげられないほど顔が赤くなってることに気付き、だけど嬉しくて恥ずかしくてでも本当のカップルになれたんだなって実感が出来てきた。菜々子や友香子や晴哉の男子友達は


「さすが♪晴哉だね!」


と誉めていた。昼休みになり私は晴哉にお昼を食べないかの誘いを受けてたので、晴哉が居る屋上に向かった。屋上に着いたら晴哉が一人で座って待っていた。



「おっ!聖奈来たんだ♪待ってたぜ♪」


と私に気付いた晴哉が言った。


「待たせてごめんね。ちょっと用事が終わらなくて。」


晴哉はそんなことを気にすることなく


「お昼食べよう。せっかく聖奈と食べれるんだから!」


と彼に言われて私はドキッとした。理由は初めて言われた言葉でもあるが私だけと食べれるだけであんなに喜んでることでもあるが、凄く良い笑顔で私を見て言ったのでドキッとしてしまった。


「うん♪早く食べようか!」


と私が言うと晴哉は


「その顔で言うのは違反。」


と言われてしまった。どんな顔をしていたのかは分からないがいけないことをしてしまったので謝ろうとしたら


「いや、その可愛い顔で言われると俺がちょっと。気にしないで良いから。そのお腹好いたし早く食べよう♪」


彼の笑顔は人を輝かせる。つまり人一倍笑顔にさせてしまうほど輝いている気がした。お昼を食べ終わり私たちはのんびり二人っきりの時間を過ごして居た。こんなに誰かとずっと一緒に居たいなんて思ったことは無かったから今はちょっと変な気持ちになるが、でも晴哉との時間がどんどん過ぎて行くのはちょっぴり嫌だった。このまま時間が止まっていて欲しいなどと思うのは多分いけないことなんだろう。


「そろそろ戻ろうか♪」


と言う晴哉の声がしたのでクラスまで一緒に戻った。

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